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YAMAHA(ヤマハ) CA-2000を徹底解説!【A級/B級切換に対応】

この記事の概要

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YAMAHA CA-2000は、A級/B級切換に対応したステレオプリメインアンプです。

本記事では、YAMAHA CA-2000の特徴、同時代のプリメインアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

YAMAHA CA-2000の概要と特徴

YAMAHA CA-2000の簡易スペック
型式ステレオプリメインアンプ
発売時期1976年頃
定価158,000円(1976年頃)
実効出力120W+120W(8Ω、B級)
30W+30W(8Ω、A級)
周波数特性Tuner-Pre out:5Hz~100kHz +0 -1dB
Tuner-SP out:5Hz~50kHz +0 -1dB
重量20kg

▼ 詳しいスペックはこちら

YAMAHA CA-2000は、1976年頃に158,000円で登場したステレオプリメインアンプです。実効出力はB級で120W+120W(8Ω)、A級で30W+30W(8Ω)です。A級とB級を等音量で切り換えられる構成が大きな見どころです。

特徴①|A級/B級を切り換えられる出力段

CA-2000は、B級では120W+120W(8Ω)、A級では30W+30W(8Ω)の実効出力を持っています。1kHzではB級130W+130W(8Ω)も示されており、大出力とA級動作の両方を楽しめるプリメインアンプです。

出力の見どころ

パワーバンド幅はB級で10Hz~50kHz、A級で10Hz~70kHzです。A級時の帯域表記が広い点も、CA-2000を語るうえで外せません。

特徴②|C-2に通じるフォノ系の作り込み

YAMAHA CA-2000はレコード再生にも力を入れたアンプですか?

はい。Phono 1は2mV/47kΩ、68kΩ、100kΩ、Phono 2は2mV/47kΩ、Phono MCは50μV/10Ωです。

RIAA偏差はPhono 1、2 MCで30Hz~15kHz ±0.2dBとなっており、MMとMCの両方を細かく受けられる仕様です。

特徴③|広い指示範囲を持つピークメーター

  • 指示範囲:-50dB~+5dBです。
  • 応答速度:100μsです。
  • 復帰速度:0.95secです。

メーター部は、SP outとRec outの出力レベルを切り換えて表示できます。再生時だけでなく録音系のレベル確認にも使える構成です。

特徴④|プリ部とメイン部を分けて使える構成

CA-2000は、プリアンプ部とメインアンプ部をそれぞれ分離して使用できます。Pre outは1V/500Ω、Main inは1V/50kΩで、単体プリやパワーアンプ的な使い方も視野に入る設計です。

YAMAHA CA-2000は外部機器との拡張もしやすいですか?

はい。Rec outは120mV/600Ω、Pre outは1V/500Ω、Main inは1V/50kΩです。録音機器や外部アンプを含めたシステム構成を考えやすいプリメインアンプです。

YAMAHA CA-2000と他のヴィンテージプリメインアンプとの比較

ここでは、YAMAHA CA-2000と同時代のプリメインアンプ3機種を比べます。出力、歪率、入力系、重量を並べると、CA-2000の立ち位置が見えやすくなります。

機種型式出力重量
YAMAHA CA-2000ステレオプリメインアンプ120W+120W(8Ω、B級)
30W+30W(8Ω、A級)
20kg
YAMAHA CA-1000IIプリメインアンプ80W+80W(8Ω、B級)
15W+15W(8Ω、A級)
15.5kg
Pioneer SA-9900ステレオプリメインアンプ110W+110W(8Ω)20.0kg
Marantz Model1250プリメインアンプ130W+130W(8Ω)18.5kg

YAMAHA CA-2000とYAMAHA CA-1000IIの比較

YAMAHA CA-2000とYAMAHA CA-1000IIとの比較は以下の通りです。

  • 出力:CA-2000は120W+120W(8Ω、B級)と30W+30W(8Ω、A級)、CA-1000IIは80W+80W(8Ω、B級)と15W+15W(8Ω、A級)です。出力値ではCA-2000が大きいです。
  • 全高調波歪率:CA-2000はMain in→SP outで0.01%以下(60W、B級、8Ω)と0.005%以下(15W、A級、8Ω)、CA-1000IIはB級0.04%、A級0.02%です。歪率の記載ではCA-2000が細かく確認できます
  • ダンピングファクター:CA-2000は45以上(8Ω、1kHz)、CA-1000IIは70以上(1kHz、8Ω)です。数値ではCA-1000IIが大きいです。
  • Phono回路:CA-2000はPhono 1、Phono 2、Phono MCの感度/インピーダンスが個別に示され、CA-1000IIは2系統、3mV、200μV(MC)です。フォノ入力の記載量ではCA-2000が豊富です。
  • 重量:CA-2000は20kg、CA-1000IIは15.5kgです。重量ではCA-2000が重いです。

YAMAHA CA-2000とPioneer SA-9900の比較

YAMAHA CA-2000とPioneer SA-9900との比較は以下の通りです。

  • 出力:CA-2000は120W+120W(8Ω、B級)、SA-9900は110W+110W(8Ω)です。8Ω出力ではCA-2000が少し大きいです。
  • A級動作:CA-2000は30W+30W(8Ω、A級)の記載があり、SA-9900はA級出力の記載が―です。A級動作を重視するならCA-2000が分かりやすいです。
  • 周波数特性:CA-2000はTuner-SP outで5Hz~50kHz +0 -1dB、SA-9900は10Hz~80kHz +0 -1dBです。上限帯域の表記ではSA-9900が広いです。
  • ダンピングファクター:CA-2000は45以上(8Ω、1kHz)、SA-9900は30以上(20Hz~20kHz)です。測定条件は異なりますが、数値ではCA-2000が大きいです。
  • 重量:CA-2000は20kg、SA-9900は20.0kgです。重量はほぼ同じです。

YAMAHA CA-2000とMarantz Model1250の比較

YAMAHA CA-2000とMarantz Model1250との比較は以下の通りです。

  • 出力:CA-2000は120W+120W(8Ω、B級)、Model1250は130W+130W(8Ω)です。8Ω出力の数値ではModel1250が大きいです。
  • A級出力:CA-2000は30W+30W(8Ω、A級)、Model1250は―です。A級出力の記載はCA-2000で確認できます
  • 全高調波歪率:CA-2000はMain in→SP outで0.01%以下(60W、B級、8Ω)、Model1250は0.1%以下(20Hz~20kHz)です。歪率の数値ではCA-2000が低いです。
  • 入力感度:CA-2000のTuner、Auxは120mV/50kΩ、Model1250のAuxは180mVです。ライン入力感度ではCA-2000が小さい数値です。
  • 重量:CA-2000は20kg、Model1250は18.5kgです。重量ではCA-2000が重いです。

YAMAHA CA-2000とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

YAMAHA CA-2000は、B級で120W+120W(8Ω)、A級で30W+30W(8Ω)の出力を持つプリメインアンプです。

スピーカーの入力値と能率を見ながら、A級/B級の使い分けと音量を整えると組み合わせを考えやすくなります。ここではYAMAHA NS-690、KEF Model104aB、Technics SB-10との組み合わせを見ていきます。

YAMAHA CA-2000とYAMAHA NS-690との組み合わせ

  • 互換性:YAMAHA NS-690はインピーダンス8Ω、最大許容入力60W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。CA-2000は30W+30W(8Ω、A級)と120W+120W(8Ω、B級)です。A級では入力値に寄せやすく、B級では音量を控えめに合わせたい組み合わせです。
  • 音質の向上:NS-690は3ウェイ・3スピーカー・密閉方式で、30cmコーン型、7.5cmドーム型、3.0cmドーム型を搭載し、再生周波数帯域は35Hz~20000Hz、クロスオーバー周波数は800Hz、6000Hzです。密閉型30cmウーファーの低域とドーム中高域のつながりを整えたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:NS-690の密閉方式とCA-2000のA級動作を生かし、ジャズ、室内楽、女性ボーカル、アコースティックに向いた組み合わせです。

YAMAHA CA-2000とKEF Model104aBとの組み合わせ

  • 互換性:KEF Model104aBはインピーダンス8Ω、最大入力100W、推奨アンプ出力15W~100W/ch(8Ω)、出力音圧レベル96dB/12.5W/mです。CA-2000は30W+30W(8Ω、A級)と120W+120W(8Ω、B級)です。推奨アンプ出力の範囲を意識し、B級では音量をゆっくり上げたい組み合わせです。
  • 音質の向上:Model104aBは2ウェイ・2スピーカー・ブックシェルフ型のパッシブラジエーター方式で、20cmコーン型、ドーム型、32x21cmパッシブラジエーターを搭載し、周波数特性は50Hz~20kHz ±2dB(1m)、クロスオーバー周波数は3kHzです。パッシブラジエーターの量感とドーム高域の自然さを合わせたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:Model104aBのまとまりとCA-2000の音量調整のしやすさを生かし、ボーカル、英国ロック、弦楽、ピアノトリオに向いた組み合わせです。

YAMAHA CA-2000とTechnics SB-10との組み合わせ

  • 互換性:Technics SB-10はインピーダンス8Ω、許容入力100W(DIN RMS)と150W(MUSIC)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/W/mです。CA-2000は30W+30W(8Ω、A級)と120W+120W(8Ω、B級)です。入力値に余裕を見ながら、A級の小音量再生とB級の力感を切り換えたい組み合わせです。
  • 音質の向上:SB-10は3ウェイ・3スピーカー・密閉方式で、32cm平面型、8cm平面型、リーフ型を搭載し、周波数特性は30Hz~125kHz -10dB、クロスオーバー周波数は600Hz、6kHzです。平面型ユニットの反応の速さとCA-2000の駆動力を合わせたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:SB-10の広帯域な構成とCA-2000の出力を生かし、フュージョン、シンセサイザー音楽、ライブ録音、クラシック大編成に向いた組み合わせです。

YAMAHA CA-2000は、A級/B級切換、MC対応フォノ入力、ピークメーター、プリ/メイン分離機能を備えたステレオプリメインアンプです。20kgの筐体に、レコード再生から外部アンプ連携まで考えられた要素が詰め込まれています。

スピーカーと合わせる時は、インピーダンス、入力値、出力音圧レベルを確認し、A級/B級の切換も含めて小さめの音量から調整するのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

YAMAHA CA-2000の詳細スペック一覧

型式ステレオプリメインアンプ
実効出力20Hz~20kHz:140W+140W(4Ω、B級)
120W+120W(8Ω、B級)
30W+30W(8Ω、A級)
1kHz:180W+180W(4Ω、B級)
130W+130W(8Ω、B級)
全高調波歪率Phono1、2→Rec out(5V):0.003%以下
Phono MC→Rec out(3V):0.03%以下
Tuner、Aux→Pre out(3V):0.005%以下
Main in→SP out(60W、B級、8Ω):0.01%以下
Main in→SP out(15W、A級、8Ω):0.005%以下
Tuner→SP out(60W、B級、8Ω):0.01%以下
パワーバンド幅B級:10Hz~50kHz
A級:10Hz~70kHz
ダンピングファクター45以上(8Ω、1kHz)
周波数特性Phono 1、2 MC(RIAA偏差):30Hz~15kHz ±0.2dB
Tuner-Pre out:5Hz~100kHz +0 -1dB
Tuner-SP out(8Ω負荷):5Hz~50kHz +0 -1dB
入力感度/インピーダンスPhono 1:2mV/47kΩ、68kΩ、100kΩ
Phono 2:2mV/47kΩ
Phono MC:50μV/10Ω
Tuner、Aux:120mV/50kΩ
Main in:1V/50kΩ
最大許容入力Phono1、2:310mVr.m.s
Phono MC:7.5mVr.m.s
Tuner、Aux:20Vr.m.s
出力レベル/インピーダンスRec out:120mV/600Ω
Pre out:1V/500Ω
トーンコントロールBass(125Hz⇔500Hz):±10dB(20Hz)
Treble(8kHz⇔2.5kHz):±10dB(20kHz)
サブソニックフィルタ15Hz、12dB/oct
ハイフィルタ10Hz、12dB/oct
ノイズレベル・SN比Phono1、2:82dB
Phono MC:71dB(入力50Ωショート)
Phono MC:68dB(入力0Ωショート)
Tuner、Aux、Tape:100dB
Main:118dB
残留ノイズ0.07mV以下
メーター部指示範囲:-50dB~+5dB
応答速度:100μs
復帰速度:0.95sec
電源AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力300W
外形寸法幅461x高さ170x奥行360mm
重量20kg
定価158,000円(1976年頃)
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