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YAMAHA(ヤマハ) DSP-A2を徹底解説!【7chフルモードに対応したアンプ】

この記事の概要

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YAMAHA DSP-A2は、DTS/ドルビーデジタルに対応したDSP AVアンプです。

本記事では、YAMAHA DSP-A2の特徴、他のヴィンテージAVアンプとの違い、ヴィンテージスピーカーとの組み合わせを整理します。

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目次

YAMAHA DSP-A2の概要と特徴

YAMAHA DSP-A2の簡易スペック
型式DSP AVアンプ
発売時期1998年
定価178,000円(1998年発売)
定格出力メイン:100W+100W(6Ω)
センター:100W(6Ω)
リア:100W+100W(6Ω)
フロントエフェクト:25W+25W
全高調波歪率0.005%(CD他)
重量21.0kg

▼ 詳しいスペックはこちら

YAMAHA DSP-A2は、1998年に178,000円で発売されたDSP AVアンプです。

メイン、センター、リアに100Wクラスの定格出力を持ち、フロントエフェクト用にも25W+25Wを備えています。DSP-A1直系のシネマDSPを、少し扱いやすいサイズにまとめた一台です。

特徴①|DTS/ドルビーデジタル対応の7chフルモード

DSP-A2は、DTS/ドルビーデジタルデコーダーを搭載し、7chフルモードに対応したAVアンプです。シネマDSPプログラム選択時には、入力信号に応じて必要なデコーダーを自動で判別します。DVDやLD時代のサラウンドを本格的に楽しむための構成が見どころです。

  • デジタル端子:光入力4系統、光出力1系統、同軸1系統です。
  • その他端子:AC-3RF入力1系統、5.1ch外部入力1系統です。
  • 音声プログラム:Cinema DSP/HiFi DSP音声プログラム合計36ポジションです。

特徴②|YSS-918を使ったシネマDSPエンジン

YAMAHA DSP-A2は音場処理にも特徴がありますか?

はい。シネマDSPエンジンには新開発LSIのYSS-918を搭載しています。デコーダー用と音声用のDSPは24bit精度を確保し、DTSデコーダーの演算部には専用の浮動小数点演算ユニットを内蔵しています。音場処理をコンパクトな基板にまとめながら、サラウンド再生の精度を狙った設計です。

特徴③|5ch同一パワー/同一クオリティのアンプ部

マルチチャンネル出力の見どころ

定格出力は、メイン100W+100W(6Ω)、センター100W(6Ω)、リア100W+100W(6Ω)です。フロントエフェクトは25W+25Wです。映画再生で重要な5ch分を同一パワー/同一クオリティでそろえた構成が特徴です。

特徴④|AC-3RF入力と5.1ch外部入力を装備

DSP-A2は、ドルビーデジタル対応LDプレイヤーを接続できるAC-3RF入力を1系統備えています。さらに5.1ch外部入力も1系統あり、光入力4系統と同軸1系統も搭載しています。当時のデジタルサラウンド機器を広く受けられる端子構成です。

特徴⑤|21.0kgの大型AVアンプ筐体

YAMAHA DSP-A2は設置スペースをしっかり見た方がいいですか?

はい。外形寸法は幅473x高さ171.5x奥行470mm、重量は21.0kgです。消費電力は360Wで、AVアンプとしてかなり存在感のあるサイズです。奥行と重量を受け止められるラックに置きたい機種です。

YAMAHA DSP-A2と他のヴィンテージAVアンプとの比較

ここでは、YAMAHA DSP-A2とヴィンテージAVアンプ3機種を比べます。定格出力、サラウンド機能、端子構成、重量を見ると、DSP-A2の位置づけが分かりやすくなります。

機種型式主な定格出力重量
YAMAHA DSP-A2DSP AVアンプメイン:100W+100W(6Ω)
センター:100W(6Ω)
リア:100W+100W(6Ω)
21.0kg
YAMAHA DSP-A1DSP AVアンプメイン:110W+110W(6Ω)
センター:110W(6Ω)
リア:110W+110W(6Ω)
25.0kg
YAMAHA DSP-A3090DSP AVアンプメイン:80W+80W(6Ω)
センター:80W(6Ω)
リア:80W+80W(6Ω)
23.0kg
DENON AVC-3800AVアンプフロント:110W+110W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.05%)
5チャンネル駆動時:90Wx5(8Ω、1kHz、THD 0.7%)
21.5kg

YAMAHA DSP-A2とYAMAHA DSP-A1の比較

YAMAHA DSP-A2とYAMAHA DSP-A1との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:DSP-A2はメイン100W+100W(6Ω)、DSP-A1はメイン110W+110W(6Ω)です。6Ωメイン出力ではDSP-A1が大きいです。
  • 実用最大出力:DSP-A2はメイン140W+140W(6Ω)、DSP-A1はメイン150W+150W(8Ω)です。条件が異なるため、インピーダンスも合わせて見る必要があります
  • 全高調波歪率:DSP-A2は0.005%(CD他)、DSP-A1はCD他0.005%(メイン、センターアンプ、1/2定格出力時)です。歪率の数値は近い掲載です
  • 音場プログラム:DSP-A2はCinema DSP/HiFi DSP音声プログラム合計36ポジション、DSP-A1はHifi DSP18種類、Cinema DSP11種類、AC-3/DTS Cinema DSP5種類などです。プログラムの記載量ではDSP-A1が細かいです。
  • 重量:DSP-A2は21.0kg、DSP-A1は25.0kgです。設置時の重量負担ではDSP-A2が軽いです。

YAMAHA DSP-A2とYAMAHA DSP-A3090の比較

YAMAHA DSP-A2とYAMAHA DSP-A3090との比較は以下の通りです。

  • 定格出力:DSP-A2はメイン100W+100W(6Ω)、DSP-A3090はメイン80W+80W(6Ω)です。メイン出力ではDSP-A2が大きいです。
  • 入力感度:DSP-A2は―、DSP-A3090はPhono MM 2.5mV/47kΩ、CDその他150mV/47kΩ、Main in 1V/1.2kΩです。入力感度の記載はDSP-A3090が確認しやすいです。
  • デジタル端子:DSP-A2は光入力4系統、光出力1系統、同軸1系統、DSP-A3090は光5系統と同軸1系統のデジタル入力、光1系統のRec out出力です。光入力数ではDSP-A3090が多いです。
  • 消費電力:DSP-A2は360W、DSP-A3090は340Wです。消費電力ではDSP-A3090が小さいです。
  • 重量:DSP-A2は21.0kg、DSP-A3090は23.0kgです。重量ではDSP-A2が軽いです。

YAMAHA DSP-A2とDENON AVC-3800の比較

YAMAHA DSP-A2とDENON AVC-3800との比較は以下の通りです。

  • 型式:DSP-A2はDSP AVアンプ、AVC-3800はAVアンプです。音場DSPを前面に出すならDSP-A2が分かりやすいです。
  • 定格出力:DSP-A2はメイン100W+100W(6Ω)、AVC-3800はフロント110W+110W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.05%)です。条件が異なるため、単純な大小だけでは見にくい項目です
  • 5チャンネル駆動:DSP-A2はメイン、センター、リアが各100W(6Ω)系、AVC-3800は90Wx5(8Ω、1kHz、THD 0.7%)です。5ch同時の記載はAVC-3800が確認しやすいです。
  • デジタル部:DSP-A2は光入力4系統、光出力1系統、同軸1系統、AVC-3800はデジタル部の定格出力2V、全高調波歪率0.005%、S/N比102dB、ダイナミックレンジ96dBです。デジタル部の音質項目はAVC-3800が細かいです。
  • 重量:DSP-A2は21.0kg、AVC-3800は21.5kgです。重量は近い数値です。

YAMAHA DSP-A2とヴィンテージスピーカーとの組み合わせ

YAMAHA DSP-A2は、メイン、センター、リアに100Wクラスの出力を持つDSP AVアンプです。スピーカーのインピーダンス、入力値、役割を見ながらチャンネルレベルと音量を整えると、シアター再生と音楽再生の両方を楽しみやすくなります。ここではJBL 4307、BOSE VCS-10、YAMAHA NS-10Mとの組み合わせを見ていきます。

YAMAHA DSP-A2とJBL 4307との組み合わせ

  • 互換性:JBL 4307はインピーダンス6Ω、許容入力150W(music)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル91dB/2.83V/mです。DSP-A2はメイン100W+100W(6Ω)です。6Ω同士で条件を合わせやすく、メインスピーカーとして音量を少しずつ整えたい組み合わせです。
  • 音質の向上:4307は3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、25cmコーン型、12.5cmコーン型、ホーン型を搭載し、周波数特性は45Hz~45kHz、クロスオーバー周波数は1.5kHz、6.5kHzです。映画の効果音と音楽ソースの押し出しを両立させたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:4307のホーン型高域とDSP-A2のシネマDSPを生かし、ライブ映像、ロック、フュージョン、映画音楽に向いた組み合わせです。

YAMAHA DSP-A2とBOSE VCS-10との組み合わせ

  • 互換性:BOSE VCS-10はインピーダンス6Ω、許容入力50W(rms IEC-268-5)と100W(peak)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベルは―です。DSP-A2はセンター100W(6Ω)です。センターチャンネルではチャンネルレベルを控えめに始め、セリフの明瞭さを基準に音量管理したい組み合わせです。
  • 音質の向上:VCS-10は2ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・センター型・防磁設計で、5.7cmコーン型ユニットを低域用2本、全帯域用2本搭載しています。周波数特性、能率、クロスオーバー周波数は―です。セリフ帯域を中心に、映像コンテンツのセンター定位を作りたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:VCS-10をセンターに使う構成では、映画、ドラマ、ライブBlu-ray、ボーカル中心の映像作品に向いた組み合わせです。

YAMAHA DSP-A2とYAMAHA NS-10Mとの組み合わせ

  • 互換性:YAMAHA NS-10Mはインピーダンス8Ω、定格入力25W、最大入力50W、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル90dB/W/mです。DSP-A2はメイン100W+100W(6Ω)です。入力値が控えめな小型スピーカーなので、小音量からチャンネルレベルを合わせたい組み合わせです。
  • 音質の向上:NS-10Mは2ウェイ・2スピーカー・密閉方式で、18cmコーン型と3.5cmドーム型を搭載し、再生周波数帯域は60Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は2kHz、12dB/octです。密閉型らしい反応の速さを、DSP-A2のHiFi DSPで楽しみたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:NS-10Mの小型モニターらしい見通しを生かし、ボーカル、ポップス、宅録系音源、アコースティックに向いた組み合わせです。

YAMAHA DSP-A2は、DTS/ドルビーデジタル、36ポジションの音声プログラム、AC-3RF入力、5.1ch外部入力を備えたDSP AVアンプです。DSP-A1直系の内容を持ちながら、21.0kgの筐体にまとめられている点も魅力です。

スピーカーと合わせる時は、メイン、センター、リアそれぞれの入力値とインピーダンスを確認し、小さめの音量からチャンネルレベルを整えるのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

YAMAHA DSP-A2の詳細スペック一覧

型式DSP AVアンプ
定格出力メイン:100W+100W(6Ω)
センター:100W(6Ω)
リア:100W+100W(6Ω)
フロントエフェクト:25W+25W
実用最大出力メイン:140W+140W(6Ω)
センター:140W(6Ω)
リア:140W+140W(6Ω)
フロントエフェクト:40W+40W
全高調波歪率0.005%(CD他)
S/N比Phono MM:80dB
CD他:96dB
映像系端子入力(S端子):5系統(5系統)
出力(S端子):2系統(2系統)
モニター出力:1系統(1系統)
オーディオ系端子入力:4系統
出力:1系統
デジタル端子光入力:4系統
光出力:1系統
同軸:1系統
その他端子AC-3RF入力:1系統
5.1ch外部入力:1系統
消費電力360W
外形寸法幅473x高さ171.5x奥行470mm
重量21.0kg
付属リモコン
サラウンドモードCinema DSPプログラム
Concert Video(Pop/Rock、Classical/Opera)
TV Theater(Mono Movie、Variety/Sports)
Movie Theater1(70mm Spectacle、Digital Spectacle、dts Spectacle、70mm Sci-Fi、Digital Sci-Fi、dts Sci-Fi)
Movie Theater2(70mm Adventure、Digital Adventure、dts Adventure、70mm General、Digital General、dts General)
Dolby/DTS Surround(ProLogic/Normal、Dolby Digital/Normal、dts Sur./Normal、ProLogic/Enhanced、Dolby Digital/Enhanced、dts Sur./Enhanced)
HiFi DSPプログラム
Concert Hall1(Hall A/Europe、Hall B/Europe)
Concert Hall2(Hall C/USA、Live Concert)
Church(Freiburg、Royaumont)
Jazz Club(The Bottom Line、Village Gate)
Rock Concert(Roxy Theatre、Arena)
Entertainment(Disco、Party)
Stadium(Anaheim、Bowl)
定価178,000円(1998年発売)
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