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DENON(デノン) DCD-S10を徹底解説!【ALPHAプロセッサーとリアル20ビット4DACを搭載】

この記事の概要

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DENON DCD-S10は、ALPHAプロセッサーとリアル20ビット4DACを搭載したCDプレイヤーです。

本記事では、DENON DCD-S10の特徴、他のヴィンテージCDプレーヤーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

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目次

DENON DCD-S10の概要と特徴

DENON DCD-S10の簡易スペック
型式CDプレイヤー
発売時期1995年頃
定価180,000円(1995年頃)
D/A変換部方式リアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーター
周波数特性2Hz~20kHz
重量14kg

▼ 詳しいスペックはこちら

DENON DCD-S10は、1995年頃に180,000円で発売されたCDプレイヤーです。D/A変換部方式はリアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーターで、フィルターは20ビット8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター+GIC3次アナログフィルターです。CDの16ビットデータを20ビットクオリティで再現するALPHAプロセッサーが大きな見どころです。

特徴①|ALPHAプロセッサーによる波形補間

DCD-S10は、CDなどに記録されたデジタルデータをもとに、自然界に存在した時のデジタルデータを補間するALPHAプロセッサーを搭載しています。16ビットデータを20ビットクオリティで再現することを狙った、DCD-S10の中心的な技術です。

DENON DCD-S10はCD再生の質感を重視したモデルですか?

はい。ALPHAプロセッサーとΛS.L.C.を組み合わせ、SN比118dB、ダイナミックレンジ100dB、全高調波歪率0.0018%(1kHz)という定格が示されています。デジタル処理とD/A変換部の両方に力を入れたCDプレイヤーです。

特徴②|リアル20ビット4DACとラムダS.L.C.

  • D/A変換部方式:リアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーターです。
  • フィルター:20ビット8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター+GIC3次アナログフィルターです。
  • チャンネルセパレーション:110dB(1kHz)です。

D/A変換部にはΛS.L.C.を搭載しています。D/Aコンバーターチップ内部にΛプロセッサーを備え、高精度なアナログ変換を狙った構成になっています。

特徴③|光/同軸デジタル入力でDACとして使える

外部デジタル機器との接続

DCD-S10は、光と同軸の2系統のデジタル入力端子を備えています。CDプレイヤーとしてだけでなく、外部デジタル機器用のD/Aコンバーターとしても使える点が魅力です。

特徴④|14kgの重量級シャーシとセンターメカ

DENON DCD-S10は設置にしっかりしたラックが必要ですか?

はい。外形寸法は幅434x高さ135x奥行342mm、重量は14kgです。ピックアップメカをシャーシ中央に配置し、低重心化した重量級シャーシを採用しています。振動対策を重視したCDプレイヤーなので、安定した場所に置きたいモデルです。

DENON DCD-S10と他のヴィンテージCDプレーヤーとの比較

ここでは、DENON DCD-S10と他のヴィンテージCDプレーヤー3機種を比べます。D/A変換部、周波数特性、SN比、重量を並べると、DCD-S10の立ち位置が見えやすくなります。

機種型式D/A変換部重量
DENON DCD-S10CDプレイヤーリアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーター14kg
DENON DCD-S10IICDプレイヤーリアル20ビット4DACラムダスーパーリニアコンバーター14.0kg
SONY CDP-XA5ESCDプレイヤーカレント・パルスD/Aコンバーター約13.5kg
Marantz CD-17CDプレイヤー7.8kg

DENON DCD-S10とDENON DCD-S10IIの比較

DENON DCD-S10とDENON DCD-S10IIとの比較は以下の通りです。

  • D/A変換部:DCD-S10はリアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーター、DCD-S10IIはリアル20ビット4DACラムダスーパーリニアコンバーターです。D/A変換部方式は近い表記です。
  • 周波数特性:DCD-S10とDCD-S10IIはいずれも2Hz~20kHzです。周波数特性は同じです。
  • SN比:DCD-S10とDCD-S10IIはいずれも118dBです。SN比も同じ数値です。
  • アナログ出力電圧:DCD-S10は固定2.0±0.3V/10kΩ、可変0~2.0V/10kΩ、DCD-S10IIは固定2.0V/10kΩ、可変0.2~2V/10kΩです。可変出力の下限表記が異なります
  • 外形寸法:DCD-S10は幅434x高さ135x奥行342mm、DCD-S10IIは幅434x高さ135x奥行350mmです。奥行はDCD-S10が短いです。

DENON DCD-S10とSONY CDP-XA5ESの比較

DENON DCD-S10とSONY CDP-XA5ESとの比較は以下の通りです。

  • D/A変換部:DCD-S10はリアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーター、CDP-XA5ESはカレント・パルスD/Aコンバーターです。D/A変換方式の考え方が異なります
  • 周波数特性:DCD-S10は2Hz~20kHz、CDP-XA5ESは2Hz~20kHz ±0.3dBです。偏差表記はCDP-XA5ESで確認できます
  • 全高調波歪率:DCD-S10は0.0018%(1kHz)、CDP-XA5ESは0.0017%以下(EIAJ)です。数値ではCDP-XA5ESが少し小さいです。
  • SN比:DCD-S10は118dB、CDP-XA5ESは119dB以上(EIAJ)です。SN比の数値ではCDP-XA5ESが大きいです。
  • 重量:DCD-S10は14kg、CDP-XA5ESは約13.5kgです。重量ではDCD-S10が少し重いです。

DENON DCD-S10とMarantz CD-17の比較

DENON DCD-S10とMarantz CD-17との比較は以下の通りです。

  • 型式:DCD-S10とCD-17はいずれもCDプレイヤーです。基本カテゴリは同じです。
  • 周波数特性:DCD-S10は2Hz~20kHz、CD-17は20Hz~20kHz ±0.3dBです。低域側の表記ではDCD-S10が低いです。
  • ダイナミックレンジ:DCD-S10は100dB、CD-17は98dB以上です。数値ではDCD-S10が大きいです。
  • 音声出力:DCD-S10は固定2.0±0.3V/10kΩ、CD-17は2Vrmsステレオです。DCD-S10は負荷インピーダンスの記載も確認できます
  • 重量:DCD-S10は14kg、CD-17は7.8kgです。重量ではDCD-S10が重いです。

DENON DCD-S10とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ

DENON DCD-S10は固定2.0±0.3V/10kΩ、可変0~2.0V/10kΩのアナログ出力を持つCDプレイヤーです。接続するプリメインアンプのLine/CD入力感度と入力インピーダンスを見ながら、固定出力か可変出力を選ぶと使いやすくなります。ここではDENON PMA-1500R、Marantz PM-80、SANSUI AU-α707との組み合わせを見ていきます。

DENON DCD-S10とDENON PMA-1500Rとの組み合わせ

  • 互換性:DCD-S10のアナログ出力は固定2.0±0.3V/10kΩ、可変0~2.0V/10kΩです。PMA-1500RのLine入力は150mV/47kΩ(ソースダイレクトoff)、150mV/13kΩ(ソースダイレクトon)です。入力感度に対して出力電圧が大きいため、固定出力では音量を小さめから合わせたい組み合わせです。
  • 音質の向上:DCD-S10はリアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーター、周波数特性2Hz~20kHz、SN比118dBです。PMA-1500RはLineのSN比110dB、70W+70W(8Ω)、140W+140W(4Ω)を備え、DENON同士でCD再生からスピーカードライブまでまとめたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:DCD-S10のALPHAプロセッサーとPMA-1500RのUHC-MOSを生かし、ジャズ、AOR、ロック、ボーカル中心のCDに向いた組み合わせです。

DENON DCD-S10とMarantz PM-80との組み合わせ

  • 互換性:DCD-S10のアナログ出力は固定2.0±0.3V/10kΩ、可変0~2.0V/10kΩです。PM-80のHigh Level入力は150mV/33kΩです。High Level入力に接続し、可変出力やアンプ側ボリュームで音量を整えたい組み合わせです。
  • 音質の向上:DCD-S10は全高調波歪率0.0018%(1kHz)、チャンネルセパレーション110dB(1kHz)です。PM-80はCD・ソースダイレクトで10Hz~100kHz +0 -3dB、クラスABで100W+100W(8Ω)、クラスAで20W+20W(8Ω)です。CDソースをソースダイレクトで受け、A級/AB級の表情を選びたい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:PM-80のA級/AB級切換とDCD-S10の厚みを生かし、シティポップ、女性ボーカル、フュージョン、80年代ポップスに向いた組み合わせです。

DENON DCD-S10とSANSUI AU-α707との組み合わせ

  • 互換性:DCD-S10のアナログ出力は固定2.0±0.3V/10kΩ、可変0~2.0V/10kΩです。AU-α707のCD、Tuner、Line、Processor入力は150mV/47kΩです。CD入力に接続し、固定出力ではアンプ側の音量を細かく調整したい組み合わせです。
  • 音質の向上:DCD-S10はSN比118dB、ダイナミックレンジ100dB、周波数特性2Hz~20kHzです。AU-α707はCD、Line、Tape play/DAT-1、2、3で1Hz~300kHz +0 -3dB、SN比110dB以上を持ち、CDプレイヤーの出力を広帯域なライン入力で受けたい場合に向いた構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:DCD-S10の滑らかなデジタル処理とAU-α707のα-Xバランスサーキットを生かし、ロック、ソウル、ジャズファンク、ライブ盤に向いた組み合わせです。

DENON DCD-S10は、ALPHAプロセッサー、リアル20ビット4DAC、ΛS.L.C.、光/同軸デジタル入力、14kgの重量級シャーシを備えたCDプレイヤーです。CD再生だけでなく、外部デジタル機器用のD/Aコンバーターとして使える点も魅力です。

プリメインアンプと合わせる時は、固定出力と可変出力のどちらを使うか、アンプ側のLine/CD入力感度を確認し、小さめの音量からバランスを取るのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

DENON DCD-S10の詳細スペック一覧

型式CDプレイヤー
D/A変換部方式リアル20ビット4DAC・ラムダ・スーパーリニアコンバーター
フィルター20ビット8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター+GIC3次アナログフィルター
周波数特性2Hz~20kHz
SN比118dB
ダイナミックレンジ100dB
全高調波歪率0.0018%(1kHz)
チャンネルセパレーション110dB(1kHz)
アナログ出力電圧固定:2.0±0.3V/10kΩ
可変:0~2.0V/10kΩ
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力20W
外形寸法幅434x高さ135x奥行342mm
重量14kg
付属ワイヤレスリモコン
定価180,000円(1995年頃)
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