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SONY CDP-228ESDは、1988年発売のヴィンテージCDプレーヤーです。
本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。

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SONY CDP-228ESDの概要と特徴

| SONY CDP-228ESDのスペック | |
|---|---|
| 周波数特性 | 2Hz~20kHz ±0.3dB |
| SN比 | 110dB以上 |
| 全高調波歪率 | 0.0025%以下 |
| 消費電力 | 12W |
| 外形寸法 | 430×115×340mm |
SONY CDP-228ESDは1988年に発売したCDプレーヤーです。
8fs45bitノイズシェイピング・デジタルフィルターとG(ジブラルタル)ベースを搭載し、当時のミドルクラス帯で最高水準のスペックを実現しています。
では、以下からSONY CDP-228ESDの特徴を解説します。
①:G(ジブラルタル)ベースとモノコックシャーシによる徹底した制振設計
SONY CDP-228ESDは、大理石と同じ炭酸カルシウムを特殊樹脂に混ぜ込んだG(ジブラルタル)ベースを採用しています。
CDプレーヤーにとって、外部振動やピックアップメカニズム自体が発する微細な振動は音質の大敵です。
Gベースは振動を効率よく吸収・拡散させることで、読み取りエラーの低減とDA変換精度の向上に直接貢献しています。
さらに、モノコックシャーシと2重構造トッププレートを組み合わせることで、シャーシ全体の剛性を強化しています。
この制振構造はSONYの上位機種CDP-557ESDで採用されていた技術の流用であり、価格帯を超えた本格的な筐体設計がミドルクラスで実現されています。

モノコックシャーシって何ですか?普通のシャーシとどう違うのですか?
モノコック(Monocoque)とは、外皮自体が構造部材を兼ねる設計手法のことです。別途フレームを組まず外装シャーシを一体成形することで、高い剛性と共振の少ない筐体を実現します。自動車や航空機にも用いられる設計思想を音響機器に応用したもので、余計な継ぎ目がないため振動伝搬経路が少なくなる利点があります。
以下は、G(ジブラルタル)ベースとモノコックシャーシを採用する利点です。
- G(ジブラルタル)ベース:炭酸カルシウム配合の高密度制振素材で外部・内部振動を効率よく吸収
- モノコックシャーシ:外皮自体が構造部材を兼ね、筐体全体で高い剛性を確保
- 2重構造トッププレート:上面からの振動を2段階で遮断し、ピックアップの読み取り精度を守る
②:8fs45bitノイズシェイピング・デジタルフィルターによる高精度DA変換
SONY CDP-228ESDのデジタル処理の核心は、ソニー独自開発のCXD-1244チップを搭載した8fs45bitノイズシェイピング・デジタルフィルターです。
当時の標準的なCDプレーヤーが4fsオーバーサンプリングを採用していた時代に、8倍オーバーサンプリングと45bitの量子化精度を組み合わせることで、可聴帯域外のノイズを大幅に押し下げることに成功しています。
加えて、デジタルシンクICを採用することで読み取り系から伝送系に至るすべての経路でジッターを低減しています。
ハイプレシジョンリニアD/AコンバーターとデジタルディエンファシスをDSP上で一括処理することにより、SN比110dB以上・全高調波歪率0.0025%以下という当時最高水準の数値を実現しています。



ジッターって何ですか?音質にどんな影響があるのですか?
ジッター(Jitter)とは、デジタル信号のクロック(時間基準)にわずかな揺らぎが生じる現象のことです。CDプレーヤーではディスク読み取りから伝送・DA変換まで全工程で発生し、音のにじみ・定位感の低下・ステレオイメージの不明確化として聴感に現れます。デジタルシンクICの採用は、このジッターを源流から抑制する手法です。
以下は、8fs45bitノイズシェイピング・デジタルフィルターを採用する利点です。
- 8fsオーバーサンプリング:標準の4fsに対して2倍の処理精度で可聴域外ノイズを低減
- 45bit量子化:微小レベル信号に対するリニアリティを大幅に向上
- デジタルシンクIC:伝送経路全体のジッターを源流から抑制
③:カスタム・エディット機能と充実したデジタル出力端子
SONY CDP-228ESDは、独自のカスタム・エディット機能によって積極的な音楽編集を可能にしているCDプレーヤーです。
タイムエディット・プログラムエディット・タイムフェードという3つの編集機能を備えており、カセットテープへのダビング作業が格段にスマートになります。
デジタル出力端子については、光デジタルと同軸デジタルの両方を標準装備しています。
DATレコーダーや外部DACとの接続にも対応しており、システムを発展させていく楽しみも大きい機種です。
以下は、カスタム・エディット機能の詳細です。
- タイムエディット:テープ録音時間に合わせてトラックを自動最適化
- プログラムエディット:最大20曲を任意の順番でプログラム再生
- タイムフェード:フェードイン・フェードアウト録音に対応
- 光・同軸デジタル出力:外部DAC・DATレコーダーとの高品位接続が可能
SONY CDP-228ESDと他のヴィンテージCDプレーヤーとの比較


当然ですが、ヴィンテージCDプレーヤーはSONY CDP-228ESDだけではありません。
以下では
- Marantz CD-80
- Denon DCD-1800RG
- Pioneer PD-70
との比較を解説しているので、興味のある方は参考にしてみてください。
| 項目 | SONY CDP-228ESD | Marantz CD-80 | Denon DCD-1800RG | Pioneer PD-70 |
|---|---|---|---|---|
| 周波数特性 | 2Hz〜20kHz ±0.3dB | 2Hz〜20kHz ±0.2dB | 2Hz〜20kHz ±0.3dB | 2Hz〜20kHz ±0.3dB |
| SN比 | 110dB以上 | 110dB以上 | 107dB以上 | 108dB以上 |
| 全高調波歪率 | 0.0025%以下 | 0.002%以下 | 0.003%以下 | 0.003%以下 |
| DA変換方式 | 8fs 45bit ノイズシェイピング | 4fs 18bit マルチビット | 4fs 16bit マルチビット | 4fs 18bit リニア |
| 重量 | 約6.5kg | 8.5kg | 7.2kg | 8.0kg |
| サウンドキャラクター | ソリッドで解像度の高い分析的サウンド | 濃厚で温かみのある有機的な音色 | 力強くダイナミックな躍動感 | 透明感と自然なフラットネス |
SONY CDP-228ESDとMarantz CD-80との比較
SONY CDP-228ESDとMarantz CD-80との比較は以下の通りです。
- 周波数特性:CDP-228ESDは±0.3dB、Marantz CD-80は±0.2dBと、CD-80がわずかに有利です。
- SN比:両機ともに110dB以上と同水準です。静寂感の面での差はありません。
- 全高調波歪率:CDP-228ESDは0.0025%以下に対してCD-80は0.002%以下と、CD-80がわずかに優位です。
- DA変換方式:CDP-228ESDは8fs45bitノイズシェイピング、CD-80は4fs18bitマルチビットと、技術的な世代の先進性はCDP-228ESDが上回っています。
- 重量:CDP-228ESDは約6.5kgに対してCD-80は8.5kgと、CD-80の方が重厚な作りです。
- サウンドキャラクター:CDP-228ESDはソリッドで分析的なサウンド、CD-80は濃厚で有機的な音色です。クラシック・ジャズなら音色豊かなCD-80、ロック・電子音楽なら解像度重視のCDP-228ESDが向いています。
SONY CDP-228ESDとDenon DCD-1800RGとの比較
SONY CDP-228ESDとDenon DCD-1800RGとの比較は以下の通りです。
- 周波数特性:両機ともに2Hz〜20kHz ±0.3dBと同水準です。
- SN比:CDP-228ESDは110dB以上に対してDCD-1800RGは107dB以上と、CDP-228ESDが3dB以上優位です。
- 全高調波歪率:CDP-228ESDの0.0025%以下に対してDCD-1800RGは0.003%以下と、CDP-228ESDが明確に優位です。
- DA変換方式:CDP-228ESDは8fs45bitノイズシェイピング、DCD-1800RGは4fs16bitマルチビットと、技術世代の差はCDP-228ESDが上回っています。
- 重量:CDP-228ESDは約6.5kgに対してDCD-1800RGは7.2kgと、ほぼ同等の重量帯です。
- サウンドキャラクター:CDP-228ESDはクリアで情報量の多いサウンド、DCD-1800RGは力強くダイナミックな音色です。静寂感と解像度ではCDP-228ESDが優位で、ダイナミックな音楽体験ではDCD-1800RGが魅力的です。
SONY CDP-228ESDとPioneer PD-70との比較
SONY CDP-228ESDとPioneer PD-70との比較は以下の通りです。
- 周波数特性:両機ともに2Hz〜20kHz ±0.3dBと同水準です。
- SN比:CDP-228ESDは110dB以上に対してPD-70は108dB以上と、CDP-228ESDがやや優位です。
- 全高調波歪率:CDP-228ESDの0.0025%以下に対してPD-70は0.003%以下と、CDP-228ESDが明確に優位です。
- DA変換方式:CDP-228ESDは8fs45bitノイズシェイピング、PD-70は4fs18bitリニアと、技術の先進性はCDP-228ESDが上回っています。
- 重量:CDP-228ESDは約6.5kgに対してPD-70は8.0kgと、PD-70の方が重厚な作りです。
- サウンドキャラクター:両機とも高解像度・透明感重視という共通点がありますが、CDP-228ESDのノイズシェイピング由来のソリッドな質感に対し、PD-70はよりナチュラルでフラットな再現性が特徴です。コストパフォーマンスの面ではCDP-228ESDが圧倒的に有利です。
SONY CDP-228ESDとヴィンテージスピーカーとの組み合わせ


以下では、SONY CDP-228ESDとヴィンテージスピーカーとの組み合わせを一部解説します。
SONY CDP-228ESDと組み合わせるヴィンテージスピーカーは、
- JBL 4312A
- DIATONE DS-77EX
- Yamaha NS-1000M
です。
興味のある方は参考にしてみてください。
SONY CDP-228ESDとJBL 4312Aの組み合わせ
SONY CDP-228ESDとJBL 4312Aの組み合わせは、以下のような結果が得られます。
- 互換性:JBL 4312Aは8Ωのインピーダンスを持つ3ウェイモニタースピーカーです。CDP-228ESDのソリッドで情報量の多い出力と、JBLの張り出しの強いサウンドキャラクターは音の方向性が異なるため、アンプ選びによってバランスを調整しやすい組み合わせです。
- 音質の向上:CDP-228ESDの高解像度・低歪率の出力が、JBL 4312Aの38cmウーファーが生み出す豊かな低域と組み合わさることで、全帯域にわたるダイナミックな音楽表現が得られます。特にライブ感と臨場感の再現が際立ちます。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ・ロック・ブルースとの相性が特に優れています。JBLらしい力強いサウンドとCDP-228ESDの情報量の多さが合わさり、スタジオ録音の細部まで生き生きと再現します。
SONY CDP-228ESDとDIATONE DS-77EXの組み合わせ
SONY CDP-228ESDとDIATONE DS-77EXの組み合わせは、以下のような結果が得られます。
- 互換性:DIATONE DS-77EXはCDP-228ESDと同時期の1988年に発売された3ウェイスピーカーです。同時代の設計思想を共有しており、音質的な方向性がよく合致します。
- 音質の向上:CDP-228ESDの高解像度・分析的なサウンドと、DS-77EXの高い解像度と定位感が組み合わさることで、ステレオイメージの精確な再現が実現します。弦楽器の質感や打楽器の立ち上がりが特に鮮明です。
- おすすめの音楽ジャンル:クラシック・室内楽・ピアノ独奏との相性が特に優れています。CDP-228ESDのSN比110dBという静寂感と、DS-77EXの透明な音場表現が合わさり、繊細な音楽表現を余すところなく引き出します。
SONY CDP-228ESDとYamaha NS-1000Mの組み合わせ
SONY CDP-228ESDとYamaha NS-1000Mの組み合わせは、以下のような結果が得られます。
- 互換性:Yamaha NS-1000Mはベリリウムドームユニットによるフラットでワイドレンジな再生特性を持つスピーカーです。CDP-228ESDのソリッドで歪みの少ない出力との相性は良好で、音源の情報をそのまま空間に展開します。
- 音質の向上:CDP-228ESDの全高調波歪率0.0025%という低歪み出力と、NS-1000Mの高い解像度・フラットな周波数特性が組み合わさることで、原音に忠実な再現性が実現します。録音の良し悪しまで正直に伝えてくれる組み合わせです。
- おすすめの音楽ジャンル:ジャズ・フュージョン・クラシックとの相性が特に優れています。NS-1000Mのモニターライクな特性がCDP-228ESDの高情報量の出力を余さず引き出し、スタジオでの音に近いリスニング体験が得られます。
SONY CDP-228ESDを徹底解説!のまとめ
本記事では以下を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました

