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SONY SCD-1は、2chステレオ専用のSACDプレーヤーです。
本記事では、SONY SCD-1の特徴、他のヴィンテージSACD/CDプレーヤーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

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SONY SCD-1の概要と特徴

| SONY SCD-1の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | SACDプレイヤー |
| 発売時期 | 1999年5月21日 |
| 定価 | 500,000円(1999年5月21日発売) |
| 周波数特性 | SACD:2Hz~100kHz、2Hz~50kHz -3dB CD:2Hz~20kHz(EIAJ) |
| アナログ出力 | アンバランス:2Vrms バランス:4Vrms |
| 重量 | 約27kg |
SONY SCD-1は、1999年5月21日に500,000円で発売されたSACDプレーヤーです。周波数特性はSACDで2Hz~100kHz、2Hz~50kHz -3dB、CDで2Hz~20kHz(EIAJ)です。アナログ出力はアンバランス2Vrms、バランス4Vrmsを備え、重量は約27kgです。SACD初期のリファレンス機として、メカ、電源、アナログ出力まで重厚に作られたプレーヤーです。
特徴①|2chステレオ専用のSACD再生
SCD-1はSACDプレーヤーで、2chステレオ専用のモデルです。SACDの周波数特性は2Hz~100kHz、2Hz~50kHz -3dB、ダイナミックレンジは105dB以上、全高調波歪率は0.0012%以下です。マルチチャンネルよりも2ch再生を重視した構成がSCD-1の基本です。
CD再生時は2Hz~20kHz(EIAJ)、ダイナミックレンジ100dB以上(EIAJ)、全高調波歪率0.0017%以下(EIAJ)です。SACDとCDでそれぞれ定格が分けて示されている点も見どころです。
特徴②|ACPシステムとS-TACTの信号処理

SONY SCD-1はSACD用の信号処理に力が入っていますか?
はい。SCD-1はACPシステム、S-TACTパルスジェネレーター、カレントパルスD/Aコンバーターを搭載しています。SACDのDSD信号を扱うための処理系がまとめられており、1bit信号のパルス精度を重視した設計として見られます。
特徴③|トップローディングとBPシャーシ
- ローディング方式:トップローディング方式です。
- メカベース:板厚6mmのアルミニウム削り出し素材が使われています。
- シャーシ構造:BPシャーシを採用しています。
SCD-1はトップローディング方式を採用し、メカベースやBPシャーシ、偏心インシュレーターなどの構造面にも力が入っています。外形寸法は幅430x高さ149x奥行436mm、重量は約27kgで、ディスクプレーヤーとしてはかなり重量感のある筐体です。
特徴④|バランス出力とデジタル出力を装備



SONY SCD-1はバランス接続もできますか?
はい。アナログ出力はアンバランス2Vrms、バランス4Vrmsを備えています。デジタル出力は光-18dBm、同軸0.5Vp-pで、CD再生時のみ使用できます。アンバランス接続だけでなく、バランス入力を持つアンプにも合わせやすい出力構成です。
SONY SCD-1と他のヴィンテージSACD/CDプレーヤーとの比較


ここでは、SONY SCD-1とヴィンテージSACD/CDプレーヤー3機種を比べます。SACD対応、周波数特性、アナログ出力、重量を並べると、SCD-1の位置づけが見えやすくなります。
| 機種 | 型式 | 周波数特性 | 重量 |
|---|---|---|---|
| SONY SCD-1 | SACDプレイヤー | SACD:2Hz~100kHz、2Hz~50kHz -3dB CD:2Hz~20kHz(EIAJ) | 約27kg |
| SONY SCD-777ES | SACDプレイヤー | SACD:2Hz~100kHz、2Hz~50kHz -3dB CD:2Hz~20kHz(EIAJ) | 約25kg |
| SONY CDP-XA7ES | CDプレイヤー | 2Hz~20kHz ±0.3dB | 約15.0kg |
| Marantz SA-1 | スーパーオーディオCDプレイヤー | SACD:2Hz~50kHz -3dB CD:2Hz~20kHz | 17.7kg |
SONY SCD-1とSONY SCD-777ESの比較
SONY SCD-1とSONY SCD-777ESとの比較は以下の通りです。
- 型式:SCD-1とSCD-777ESはいずれもSACDプレイヤーです。どちらも2chステレオ専用のSACD系モデルです。
- 周波数特性:どちらもSACDで2Hz~100kHz、2Hz~50kHz -3dB、CDで2Hz~20kHz(EIAJ)です。周波数特性の記載は同じです。
- アナログ出力:SCD-1はアンバランス2Vrms、バランス4Vrms、SCD-777ESはアンバランス2Vrmsです。バランス出力の記載があるのはSCD-1です。
- 消費電力:SCD-1は30W、SCD-777ESも30Wです。消費電力の数値は同じです。
- 重量:SCD-1は約27kg、SCD-777ESは約25kgです。重量ではSCD-1が少し重いです。
SONY SCD-1とSONY CDP-XA7ESの比較
SONY SCD-1とSONY CDP-XA7ESとの比較は以下の通りです。
- 型式:SCD-1はSACDプレイヤー、CDP-XA7ESはCDプレイヤーです。SACD再生に対応するのはSCD-1です。
- 周波数特性:SCD-1はSACDで2Hz~100kHz、CDP-XA7ESは2Hz~20kHz ±0.3dBです。帯域表記ではSCD-1のSACD側が広いです。
- 全高調波歪率:SCD-1はSACDで0.0012%以下、CDで0.0017%以下(EIAJ)、CDP-XA7ESは0.0015%以下(EIAJ)です。条件ごとの数値を見比べたい項目です。
- 出力レベル:SCD-1はアンバランス2Vrms、バランス4Vrms、CDP-XA7ESは固定2Vrms、可変2Vrms~0V、バランス固定5Vrmsです。出力の選択肢ではCDP-XA7ESも豊富です。
- 重量:SCD-1は約27kg、CDP-XA7ESは約15.0kgです。筐体重量ではSCD-1が重いです。
SONY SCD-1とMarantz SA-1の比較
SONY SCD-1とMarantz SA-1との比較は以下の通りです。
- 型式:SCD-1はSACDプレイヤー、SA-1はスーパーオーディオCDプレイヤーです。どちらもSACD系の2chプレーヤーです。
- 周波数範囲/特性:SCD-1はSACDで2Hz~100kHz、2Hz~50kHz -3dB、SA-1は周波数範囲SACDで2Hz~100kHz、周波数特性SACDで2Hz~50kHz -3dBです。SACD側の帯域表記は近いです。
- ダイナミックレンジ:SCD-1はSACDで105dB以上、SA-1はSACDで109dBです。SACDの数値ではSA-1が大きいです。
- アナログ出力:SCD-1はアンバランス2Vrms、バランス4Vrms、SA-1はアンバランス2.2V、バランス3.9Vです。どちらもアンバランスとバランスを備えます。
- 重量:SCD-1は約27kg、SA-1は17.7kgです。重量ではSCD-1が重いです。
SONY SCD-1とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ


SONY SCD-1はアンバランス2Vrms、バランス4Vrmsのアナログ出力を備えています。ライン入力やバランス入力の感度・インピーダンスを確認しながら、SACD/CDの出力を受けられるアンプを選ぶと組み合わせを考えやすくなります。ここではSONY TA-FA777ES、SANSUI AU-α907MR、Marantz PM-80との組み合わせを見ていきます。
SONY SCD-1とSONY TA-FA777ESとの組み合わせ
- 互換性:SCD-1はアンバランス2Vrms、バランス4Vrmsの固定出力を備え、TA-FA777ESはLine:150mV/20kΩとバランス入力を搭載しています。アンバランスでもバランスでも接続を考えやすい組み合わせです。
- 音質の向上:SCD-1はSACDで2Hz~100kHz、TA-FA777ESはLineで2Hz~100kHz +0 -3dBです。TA-FA777ESは80W+80W(8Ω)、100W+100W(6Ω)、120W+120W(4Ω)の実効出力を持ち、広帯域ソースを同じSONYのハイスピード志向で受けたい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:SACDの広帯域感とTA-FA777ESのライン入力を生かし、クラシック、ジャズ、フュージョン、ハイレゾ系リマスター盤に向いた組み合わせです。
SONY SCD-1とSANSUI AU-α907MRとの組み合わせ
- 互換性:SCD-1はアンバランス2Vrms、バランス4Vrmsの固定出力を備え、AU-α907MRはCD、Tuner、Line、Tape/DAT1、2で150mV/20kΩの入力感度/インピーダンスを持ちます。SCD-1のアンバランス出力をCDまたはLine入力で受けやすい組み合わせです。
- 音質の向上:SCD-1はワウフラッター測定限界以下、AU-α907MRはCD、Tuner、Line、Tape/DAT1、2でDC~300kHz +0 -3dB、SN比110dB以上です。SACDの広帯域感と力感のあるプリメインアンプを合わせたい場合に向いた構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:SCD-1の情報量とAU-α907MRの厚みを生かし、ロック、ソウル、ジャズボーカル、オーケストラに向いた組み合わせです。
SONY SCD-1とMarantz PM-80との組み合わせ
- 互換性:SCD-1はアンバランス2Vrmsの出力を備え、PM-80はHigh Level:150mV/33kΩの入力感度/インピーダンスを持ちます。SCD-1のRCA出力をPM-80の高レベル入力へ接続しやすい組み合わせです。
- 音質の向上:SCD-1はCD再生時に2Hz~20kHz(EIAJ)、PM-80はCD・ソースダイレクトで10Hz~100kHz +0 -3dBです。PM-80はクラスABで100W+100W(8Ω)、クラスAで20W+20W(8Ω)を持ち、CDもSACDも落ち着いた音量でじっくり聴きたい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:SCD-1の端正な出力とPM-80のA級/AB級切替を生かし、AOR、ボーカル、室内楽、70~90年代ポップスに向いた組み合わせです。
SONY SCD-1は、SACD再生、トップローディング方式、BPシャーシ、バランス出力を備えた、初期SACD時代を象徴する大型プレーヤーです。約27kgの筐体や2Hz~100kHzのSACD周波数特性からも、2ch再生へ力を注いだモデルとして見られます。
プリメインアンプと合わせる時は、RCA入力かバランス入力か、入力感度、スピーカー側の音量バランスを確認しながら、まず控えめな音量で聴き始めるのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
SONY SCD-1の詳細スペック一覧
| 型式 | SACDプレイヤー |
| 周波数特性 | SACD:2Hz~100kHz 2Hz~50kHz -3dB CD:2Hz~20kHz(EIAJ) |
| ダイナミックレンジ | SACD:105dB以上 CD:100dB以上(EIAJ) |
| 全高調波歪率 | SACD:0.0012%以下 CD:0.0017%以下(EIAJ) |
| ワウフラッター | 測定限界以下 |
| デジタル出力 | 光:-18dBm 同軸:0.5Vp-p ※CD再生時のみ |
| アナログ出力 | アンバランス:2Vrms バランス:4Vrms ※固定、ON/OFFスイッチ付き |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 30W |
| 外形寸法 | 幅430x高さ149x奥行436mm |
| 重量 | 約27kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン RM-DS1 スタビライザー 電源ケーブル オーディオ接続ケーブル 電源プラグ変換アダプター |
| 定価 | 500,000円(1999年5月21日発売) |
