この記事の概要
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YAMAHA CDX-10000は、1987年に発売されたCDプレイヤーです。
18bit4倍オーバーサンプリング・ハイビットデジタルフィルタ、18bit動作のハイビットD/A変換システム、リニアモーター・リニアトラッキングメカニズムを備えた、YAMAHAの大型CDプレイヤーです。

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YAMAHA CDX-10000の概要と特徴

| YAMAHA CDX-10000の簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | CDプレイヤー |
| 発売時期 | 1987年 |
| 定価 | 400,000円 |
| レーザーピックアップ | 3ビームレーザー・光ピックアップヘッド リニアモーター・リニアトラッキングメカニズム |
| D/Aコンバータ | 18bit動作・ハイビットD/A変換システム (LR独立ツインD/Aコンバータ構成) |
| 周波数特性 | DC~20000Hz ±0.3dB |
| 重量 | 25.5kg |
YAMAHA CDX-10000は、18bit4倍オーバーサンプリング・ハイビットデジタルフィルタと、18bit動作のハイビットD/A変換システムを採用したCDプレイヤーです。周波数特性はDC~20000Hz ±0.3dB、S/N比は115dB(EIAJ)、高調波歪率+雑音は0.002%(1kHz、EIAJ)です。デジタル変換、メカ、筐体を大きく作り込んだリファレンス級の一台として楽しめます。
特徴①|18bitハイビットD/A変換システム

CDX-10000のD/A変換部はどこが見どころですか?
D/Aコンバータは18bit動作・ハイビットD/A変換システムで、LR独立ツインD/Aコンバータ構成です。デジタルフィルタも18bit4倍オーバーサンプリング・ハイビットデジタルフィルタを採用しています。左右独立構成と18bit動作を軸にしたデジタル部が、CDX-10000の中心的な魅力です。
特徴②|リニアモーター・リニアトラッキングメカニズム
- レーザーピックアップは3ビームレーザー・光ピックアップヘッドです。
- 送り機構はリニアモーター・リニアトラッキングメカニズムです。
- ワウフラッタは測定限界以下です。
光ピックアップとメカニズムの作り込みは、CDプレイヤーとしての操作感や読み取り安定性にも関わる部分です。CDX-10000は、メカ側の存在感も大きいモデルです。
特徴③|DC~20000Hz ±0.3dBの周波数特性
CDX-10000は、アナログ出力段のスペックも強く意識されたCDプレイヤーです。アナログフィルタは5次ニューアクティブ型ローパスフィルタで、周波数特性はDC~20000Hz ±0.3dBです。可聴帯域をフラットに扱うための設計思想が、数値からも見えてきます。
特徴④|25.5kgの重量と大型筐体
外形寸法は幅475x高さ157x奥行406mm、重量は25.5kgです。一般的なCDプレイヤーよりもかなり重量があり、設置場所にも余裕が必要です。メカや電源、筐体まで含めて物量投入されたモデルとして、所有感の強さも魅力になります。
YAMAHA CDX-10000と他のヴィンテージCDプレイヤーとの比較


ここでは、YAMAHA CDX-10000と、YAMAHA CDX-2000、SONY CDP-X7ESD、DENON DCD-3500を比べます。1980年代後半の上位CDプレイヤーの中でも、デジタル変換方式、出力、重量の違いが見えやすい3機種です。
| 項目 | YAMAHA CDX-10000 | YAMAHA CDX-2000 | SONY CDP-X7ESD | DENON DCD-3500 |
|---|---|---|---|---|
| 発売時期/価格 | 1987年/400,000円 | 1987年/180,000円 | 1988年/200,000円 | 1988年/208,000円 DCD-3500G:228,000円 |
| 型式 | CDプレイヤー | CDプレイヤー | CDプレイヤー | CDプレイヤー |
| D/A・変換方式 | 18bit動作・ハイビットD/A変換システム (LR独立ツインD/Aコンバータ構成) | ― | ― | リアル20bitNEWスーパーリニア・コンバーター (ダブルD/Aコンバーター方式) |
| デジタルフィルタ | 18bit4倍オーバーサンプリング ハイビットデジタルフィルタ | ― | ― | 8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター |
| 周波数特性 | DC~20000Hz ±0.3dB | Direct:2Hz~20kHz ±0.1dB Filtered:2Hz~20kHz ±0.3dB | 2Hz~20kHz ±0.3dB | 2Hz~20kHz |
| 高調波歪率 | 高調波歪率+雑音:0.002%(1kHz、EIAJ) | 0.002%以下(EIAJ) | 全高調波歪率:0.0015%以下(EIAJ) | 全高調波歪率:0.0015% |
| S/N比 | 115dB(EIAJ) | 118dB(EIAJ) | 115dB以上(EIAJ) | 115dB |
| ダイナミックレンジ | 100dB(EIAJ) | 100dB以上(EIAJ) | 100dB以上(EIAJ) | 100dB |
| 出力 | 最大出力電圧:2Vrms デジタル:0.5Vp-p/75Ω | 0~2Vrms(可変) | 2Vrms(Fixed) 0V~2Vrms(Variable) 2Vrms(Balanced out、Fixed) Coaxial:0.5Vp-p/75Ω Optical:-18dBm | 固定:2V(10kΩ負荷時) 1V平衡(600Ω負荷時) 可変:2V(10kΩ負荷時) |
| 消費電力 | 25W | ― | 22W | 24W |
| 外形寸法 | 幅475x高さ157x奥行406mm | 幅474x高さ121x奥行418mm | 幅470x高さ125x奥行375mm サイドウッド取外し時:幅430mm | DCD-3500:幅471x高さ135x奥行390mm DCD-3500G:幅471x高さ146x奥行390mm |
| 重量 | 25.5kg | 15.7kg | 17.0kg(サイドウッド含む) | DCD-3500:19kg DCD-3500G:22kg |
YAMAHA CDX-10000とYAMAHA CDX-2000との比較
YAMAHA CDX-10000とYAMAHA CDX-2000との比較は以下の通りです。
- 価格:CDX-10000は400,000円、CDX-2000は180,000円です。定価ではCDX-10000が大きく上位の価格帯です。
- S/N比:CDX-10000は115dB、CDX-2000は118dBです。数値ではCDX-2000が高いです。
- 重量:CDX-10000は25.5kg、CDX-2000は15.7kgです。筐体重量ではCDX-10000が重く、設置時の存在感も大きいです。
YAMAHA CDX-10000とSONY CDP-X7ESDとの比較
YAMAHA CDX-10000とSONY CDP-X7ESDとの比較は以下の通りです。
- 出力:CDX-10000は最大出力電圧2Vrms、デジタル出力0.5Vp-p/75Ωです。CDP-X7ESDはFixed/Variable/Balanced outに加え、同軸と光のデジタル出力を備えます。端子の幅ではCDP-X7ESDが多彩です。
- 高調波歪率:CDX-10000は高調波歪率+雑音0.002%、CDP-X7ESDは全高調波歪率0.0015%以下です。数値ではCDP-X7ESDが低いです。
- サイズ:CDX-10000は幅475x高さ157x奥行406mm、CDP-X7ESDは幅470x高さ125x奥行375mmです。高さと奥行はCDX-10000が大きめです。
YAMAHA CDX-10000とDENON DCD-3500との比較
YAMAHA CDX-10000とDENON DCD-3500との比較は以下の通りです。
- 変換方式:CDX-10000は18bit動作・ハイビットD/A変換システム、DCD-3500はリアル20bitNEWスーパーリニア・コンバーターです。D/A方式の思想が大きく異なります。
- 周波数特性:CDX-10000はDC~20000Hz ±0.3dB、DCD-3500は2Hz~20kHzです。低域側の表記ではCDX-10000が特徴的です。
- 重量:CDX-10000は25.5kg、DCD-3500は19kg、DCD-3500Gは22kgです。重量ではCDX-10000が重いです。
YAMAHA CDX-10000とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ


YAMAHA CDX-10000は最大出力電圧2Vrms、デジタル出力0.5Vp-p/75Ωを備えたCDプレイヤーです。プリメインアンプと合わせる場合は、CD、Line、Auxなどのライン入力へ接続し、アンプ側ボリュームで音量を整える使い方が自然です。
YAMAHA CDX-10000とTechnics SU-V6との組み合わせ
- 互換性:CDX-10000の最大出力電圧は2Vrmsです。SU-V6はTuner、Aux、Tape入力が150mV/47kΩで、Aux入力へ接続して再生システムを作りやすいアンプです。SU-V6の実効出力は70W+70W(8Ω、0.007%)で、音量管理はCDの出力レベルを考えて小さめから始めると整えやすくなります。
- 音質の向上:CDX-10000は周波数特性DC~20000Hz ±0.3dB、S/N比115dB(EIAJ)、ダイナミックレンジ100dB(EIAJ)です。SU-V6はストレートDCの周波数特性が20Hz~20kHz +0 -0.1dB、S/N比106dBで、CDX-10000のフラットな信号を素直に受けやすい内容です。
- おすすめの音楽ジャンル:フュージョン、シティポップ、ニューウェーブ、シンセサイザー音楽に向いています。CDX-10000の見通しとSU-V6の直線的な再生感で、音の立ち上がりを楽しめます。
YAMAHA CDX-10000とMarantz PM-80との組み合わせ
- 互換性:CDX-10000の最大出力電圧は2Vrmsです。PM-80のHigh Level入力は150mV/33kΩで、CDプレイヤーのアナログ出力をHigh Level入力へ入れやすいアンプです。PM-80はクラスABで100W+100W(8Ω)、クラスAで20W+20W(8Ω)のため、音量管理は動作モードとスピーカー能率に合わせて行います。
- 音質の向上:CDX-10000は高調波歪率+雑音0.002%(1kHz、EIAJ)で、ワウフラッタは測定限界以下です。PM-80はCD・ソースダイレクトの周波数特性が10Hz~100kHz +0 -3dB、High LevelのS/N比が105dBで、A級動作の質感を交えながらCD再生を楽しめます。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、ピアノトリオ、AOR、アコースティックに合います。CDX-10000の精密さに、PM-80のA級/AB級切換の表情を加えて聴けます。
YAMAHA CDX-10000とDENON PMA-2000との組み合わせ
- 互換性:CDX-10000の最大出力電圧は2Vrmsです。PMA-2000はLineが150mV/47kΩ(ソースダイレクトオフ)、150mV/13kΩ(ソースダイレクトオン)で、Line入力へ接続して使いやすい構成です。PMA-2000の定格出力は80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)で、音量はCDのピーク感を見ながら調整します。
- 音質の向上:CDX-10000は18bit4倍オーバーサンプリング・ハイビットデジタルフィルタと、5次ニューアクティブ型ローパスフィルタを備えます。PMA-2000はCD、Tuner、DVD/Aux、Aux2、Tape1/DAT、Tape2/MDのS/N比が110dBで、CDの情報量を厚みのある再生へつなげやすいアンプです。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、ジャズ、ソウル、クラシックの管弦楽に向いています。CDX-10000のスケール感とPMA-2000の出力余裕で、広いレンジの音源をゆったり鳴らせます。
YAMAHA CDX-10000は、18bitデジタル技術、リニアトラッキングメカ、大型筐体を組み合わせた、存在感のあるCDプレイヤーです。2Vrmsの出力を持つため、ライン入力を備えたアンプと組みやすい点も魅力です。
重量25.5kgの大型機なので、設置場所をしっかり確保しながら、アンプ側の音量を低めから整えると扱いやすくなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
YAMAHA CDX-10000の詳細スペック一覧
| 項目 | YAMAHA CDX-10000 |
|---|---|
| 型式 | CDプレイヤー |
| 定価 | 400,000円(1987年発売) |
| レーザーピックアップ | 3ビームレーザー・光ピックアップヘッド リニアモーター・リニアトラッキングメカニズム |
| デジタルフィルタ | 18bit4倍オーバーサンプリング ハイビットデジタルフィルタ |
| D/Aコンバータ | 18bit動作・ハイビットD/A変換システム (LR独立ツインD/Aコンバータ構成) |
| アナログフィルタ | 5次ニューアクティブ型ローパスフィルタ |
| 周波数特性 | DC~20000Hz ±0.3dB |
| 高調波歪率+雑音 | 0.002%(1kHz、EIAJ) |
| S/N比 | 115dB(EIAJ) |
| ダイナミックレンジ | 100dB(EIAJ) |
| ワウフラッタ | 測定限界以下 |
| 最大出力電圧 | 2Vrms |
| 出力電圧/インピーダンス | デジタル:0.5Vp-p/75Ω |
| 電源 | AC100V 50/60Hz |
| 消費電力 | 25W |
| 外形寸法 | 幅475x高さ157x奥行406mm |
| 重量 | 25.5kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン |
