MENU

Technics SH-8046を徹底解説!【7素子ダイレクトタッチEQ】

この記事の概要

※上記の青文字をタップすると該当箇所に飛びます。

Technics SH-8046は、7素子ダイレクトタッチボードを採用したグラフィックイコライザーです。

本記事では、Technics SH-8046の特徴、他のヴィンテージグラフィックイコライザーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

この記事の著者
目次

Technics SH-8046の概要と特徴

Technics SH-8046の簡易スペック
型式グラフィックイコライザ
発売時期/価格1987年頃/39,800円
周波数特性10Hz~50kHz -1dB
全高調波歪率0.003%(20Hz~20kHz)
SN比(IHF-A)107dB/1V
113dB/2V
バンドレベル+12dB~-12dB(2dBステップ)
中心周波数63Hz、160Hz、400Hz、1kHz、2.5kHz、6.3kHz、16kHz
重量3.0kg

▼ 詳しいスペックはこちら

Technics SH-8046は、1987年頃に39,800円で登場したグラフィックイコライザーです。中心周波数は63Hz、160Hz、400Hz、1kHz、2.5kHz、6.3kHz、16kHzの7バンドで、バンドレベルは+12dB~-12dBを2dBステップで調整できます。

特徴①|7素子ダイレクトタッチの操作性

SH-8046は、7素子ダイレクトタッチボードを搭載しています。希望するレベルと周波数のポイントに触れて設定できるため、スライダー式とは違う直感的なイコライジング操作を楽しめるモデルです。

調整できる帯域

中心周波数は63Hz、160Hz、400Hz、1kHz、2.5kHz、6.3kHz、16kHzです。

特徴②|4系統メモリーとリバース機能

SH-8046は設定した音作りを保存できるのでしょうか?

4系統のメモリー機能を搭載しており、イコライズカーブを4種類まで記憶できます。さらにリバース機能により、設定周波数の逆特性をワンタッチで得られるため、補正用と効果確認用の両方で使いやすい構成です。

特徴③|FLディスプレイと半導体インダクタ

SH-8046は、イコライズカーブと2種類のスペアナを切り換えて表示できるマルチFLディスプレイを搭載しています。回路面では半導体インダクタを採用したバンドパスフィルタを備え、見た目の分かりやすさと低歪・高SNの両立を狙った設計です。

Technics SH-8046と他のヴィンテージグラフィックイコライザーとの比較

ここでは、Technics SH-8046と他のヴィンテージグラフィックイコライザー3機種を比べます。バンド数、周波数特性、歪率、SN比、サイズ、重量を見ると、SH-8046の立ち位置が分かりやすくなります。

機種型式中心周波数重量
Technics SH-8046グラフィックイコライザ7バンド3.0kg
Technics SH-8045ステレオグラフィックイコライザ12バンド2.6kg
Technics SH-8066グラフィックイコライザ12バンド3.8kg
Technics SH-9090モノラルグラフィックイコライザ12バンド9.2kg

Technics SH-8046とTechnics SH-8045の比較

Technics SH-8046とTechnics SH-8045との比較は以下の通りです。

  • 中心周波数:SH-8046は7バンド、SH-8045は12バンドです。細かい帯域調整ではSH-8045が有利です。
  • バンドレベル:SH-8046は+12dB~-12dB(2dBステップ)、SH-8045は±12dB、±3dB(12素子、連続可変)です。微調整の幅ではSH-8045が優れています
  • 周波数特性:SH-8046は10Hz~50kHz -1dB、SH-8045は5Hz~100kHz -1dBです。帯域表記はSH-8045の方が広いです。
  • SN比:SH-8046は107dB/1V、113dB/2V、SH-8045は110dBです。SN比は条件表記を見ながら確認したい項目です。
  • 重量:SH-8046は3.0kg、SH-8045は2.6kgです。重量はSH-8046が少し大きいです。

Technics SH-8046とTechnics SH-8066の比較

Technics SH-8046とTechnics SH-8066との比較は以下の通りです。

  • 中心周波数:SH-8046は7バンド、SH-8066は12バンドです。調整ポイントの多さではSH-8066が有利です。
  • 周波数特性:どちらも10Hz~50kHz -1dBです。周波数特性の表記は同じです。
  • 全高調波歪率:どちらも0.003%(20Hz~20kHz)です。歪率の数値も同じ表記です。
  • メモリー機能:SH-8046は4系統、SH-8066は8系統です。プリセット運用の幅ではSH-8066が優れています
  • サイズと重量:SH-8046は幅430x高さ97x奥行239mm、3.0kg、SH-8066は幅430x高さ120x奥行273mm、3.8kgです。設置の軽快さではSH-8046が扱いやすいです。

Technics SH-8046とTechnics SH-9090の比較

Technics SH-8046とTechnics SH-9090との比較は以下の通りです。

  • 型式:SH-8046はグラフィックイコライザ、SH-9090はモノラルグラフィックイコライザです。ステレオで使う前提ならSH-8046の方が導入しやすいです。
  • 中心周波数:SH-8046は7バンド、SH-9090は12バンドです。帯域調整の細かさではSH-9090が有利です。
  • 周波数特性:SH-8046は10Hz~50kHz -1dB、SH-9090は10Hz~30kHz +0 -0.5dB、3Hz~80kHz +0 -3dBです。複数条件での帯域表記はSH-9090が詳細です。
  • SN比:SH-8046は107dB/1V、113dB/2V、SH-9090は90dBです。SN比の数値ではSH-8046が大きいです。
  • 重量:SH-8046は3.0kg、SH-9090は9.2kgです。物量感ではSH-9090、設置しやすさではSH-8046です。

Technics SH-8046とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ

Technics SH-8046は、周波数特性10Hz~50kHz -1dB、全高調波歪率0.003%(20Hz~20kHz)、SN比107dB/1V・113dB/2Vのグラフィックイコライザーです。プリメインアンプと合わせる場合は、アンプ側のTape、Tuner、Aux、CDなどのライン入力感度と入力インピーダンスを確認すると、音量差やノイズ感を抑えながら使いやすくなります。

Technics SH-8046とTechnics SU-V8との組み合わせ

  • 互換性:SH-8046は周波数特性10Hz~50kHz -1dB、SN比107dB/1V・113dB/2Vです。SU-V8はTuner、Aux、Tape入力が150mV/47kΩで、ライン系入力にSH-8046を組み込みやすい数値です。音量管理は、イコライザーのブースト量を上げすぎず、アンプ側のボリュームを小さめから調整するとまとまりやすくなります。
  • 音質の向上:SU-V8は実効出力110W+110W(8Ω、0.007%)、周波数特性はストレートDCでDC~20kHz +0 -0.1dB、DC~150kHz +0 -3dBです。SH-8046の7バンド補正を加えることで、低域の量感やボーカル帯域を部屋に合わせて整えやすい構成になります。
  • おすすめの音楽ジャンル:ロック、フュージョン、シティポップのように低域と中域の押し出しを調整したい音楽に合います。63Hzや160Hzを少し整えると、ベースラインやキックの輪郭を作りやすくなります。

Technics SH-8046とDENON PMA-390との組み合わせ

  • 互換性:PMA-390はCD入力が150mV/47kΩ(ソースダイレクトoff)、150mV/15kΩ(ソースダイレクトon)で、CD、Tape、Tuner、AuxのSN比は107dB(ソースダイレクトon時)です。SH-8046のSN比は107dB/1V、113dB/2Vで、ノイズ感を抑えたライン系の音作りを狙いやすい組み合わせです。音量はEQカーブを作ってからアンプ側で整えると安定します。
  • 音質の向上:PMA-390は定格出力73W+73W(6Ω)、60W+60W(8Ω)で、ライン入力周波数特性は4Hz~100kHz +0 -3dBです。SH-8046の7バンドを使うと、小型スピーカーの低域不足や高域の強さを補正しやすいシステムになります。
  • おすすめの音楽ジャンル:ポップス、AOR、ボーカル中心の音楽に向いています。400Hz、1kHz、2.5kHz付近を控えめに動かすと、歌声の近さや聴きやすさを調整しやすくなります。

Technics SH-8046とMarantz PM-54との組み合わせ

  • 互換性:PM-54はTape、Tuner、Aux、CD入力が150mV/25kΩで、Tape outの出力インピーダンスは900Ωです。SH-8046はグラフィックイコライザーとして10Hz~50kHz -1dBの周波数特性を持ち、ライン系ソースの音色補正に組み込みやすい組み合わせです。ブースト量は控えめにして、録音時は入力過多にならないように確認すると使いやすくなります。
  • 音質の向上:PM-54は80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz)、95W+95W(4Ω、1kHz)で、周波数特性は20Hz~20kHz +0 -0.3dBです。SH-8046を合わせると、63Hzから16kHzまでの7ポイントで音の輪郭を整えられるため、明るさや低域の厚みを部屋に合わせやすくなります。
  • おすすめの音楽ジャンル:ジャズ、ソウル、80年代ロックのように楽器の厚みと高域の抜けを調整したい音楽に合います。6.3kHzや16kHzを少し動かすと、シンバルやギターの出方を整えやすくなります。

Technics SH-8046は、7バンド構成ながらメモリー、リバース、スペアナ表示を備えた、操作性の高いグラフィックイコライザーです。

派手に補正するよりも、部屋やスピーカーに合わせて少しずつ動かすと、ヴィンテージアンプの持ち味を残しながら聴きやすいバランスに整えられます。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Technics SH-8046の詳細スペック一覧

型式グラフィックイコライザ
価格39,800円(1987年頃)
周波数特性10Hz~50kHz -1dB
全高調波歪率0.003%(20Hz~20kHz)
SN比(IHF-A)107dB/1V
113dB/2V
バンドレベルコントロール+12dB~-12dB(2dBステップ)
中心周波数63Hz、160Hz、400Hz、1kHz、2.5kHz、6.3kHz、16kHz
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力7W
外形寸法幅430x高さ97x奥行239mm
重量3.0kg
目次