この記事の概要
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JBL 4425は、1985年に250,000円、1987年頃に225,000円、1988年頃に210,000円、1998年頃に150,000円で販売されていたスピーカーシステムです。
30cmコーン型ウーファーとバイ・ラジアルホーンを組み合わせ、JBLモニター系の技術をミディアムサイズに凝縮した2ウェイ機として整理できます。
本記事では、JBL 4425の特徴、他のヴィンテージスピーカーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせをまとめます。

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JBL 4425の概要と特徴

| JBL 4425の簡易スペック | |
|---|---|
| 方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
| 発売時期 | 1985年発売 |
| 価格 | 250,000円(1台、1985年発売) 225,000円(1台、1987年頃) 210,000円(1台、1988年頃) 150,000円(1台、1998年頃) |
| 使用ユニット | 低域用:30cmコーン型(2214H) 高域用:ホーン型(2416H+2342) |
| 周波数特性 | 40Hz~16kHz ±3dB |
| インピーダンス | 8Ω |
| 重量 | 26kg |
JBL 4425は、30cmコーン型ウーファー2214Hと、2416Hドライバー+2342バイ・ラジアルホーンを組み合わせた2ウェイ構成です。インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは91dB/W/mで、モニター系らしい反応の良さと大口径低域を両立しています。
特徴①|30cmウーファー2214Hを使った2ウェイ構成

4425は2ウェイでも低域に厚みを出せる設計でしょうか?
はい。低域には30cmコーン型ウーファー2214Hを搭載しています。方式は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式で、エンクロージャー容積は54リットルです。30cmウーファーとバスレフ方式を組み合わせた中型モニターという見方ができます。
特徴②|100度x100度のバイ・ラジアルホーン
高域にはホーン型ユニット2416H+2342を採用しています。指向性は-6dB、1.25kHz~16kHzで100度x100度です。広い指向性を持つホーン構成により、リスニング位置の自由度を取りやすい仕様です。
特徴③|91dB/W/mと200W連続プログラム入力
- インピーダンス:8Ωです。
- 出力音圧レベル:91dB/W/mです。
- 許容入力:200W(連続プログラム)です。
- ピーク入力:1kW(10ms以下)です。
91dB/W/mの能率と200Wの許容入力を持つため、小音量でも反応を出しやすく、余裕を持ったアンプと組んだ時の音量管理もしやすいスピーカーです。
特徴④|26kgの筐体と1.2kHzクロスオーバー



4425は設置にも気をつけたいサイズでしょうか?
はい。外形寸法は幅406x高さ635x奥行375mm、重量は26kgです。クロスオーバー周波数は1.2kHzで、中型ブックシェルフとしては存在感のあるサイズと重量があります。
高さ635mm、奥行375mm、重量26kgという寸法なので、床置きではなく剛性のあるスタンドに載せる場合は安定性を重視したいところです。ホーンの高さとリスニング位置を合わせると、4425の魅力を引き出しやすくなります。
JBL 4425と他のヴィンテージスピーカーとの比較


ここでは、JBL 4425と、30cm級ウーファーを持つヴィンテージスピーカー3機種を定格値で並べます。
| 項目 | JBL 4425 | JBL 4312A | YAMAHA NS-1000X | DIATONE DS-1000 |
|---|---|---|---|---|
| 発売時期/価格 | 1985年/250,000円(1台) | 1986年/128,000円(1台) | 1986年頃/158,000円(1台) | 1983年/109,000円(1台) |
| 方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
| 低域ユニット | 30cmコーン型(2214H) | 30cmコーン型(2213H) | 30cmコーン型 | 27cmコーン型 |
| 中域ユニット | ― | 13cmコーン型(104H-3) | 8.8cmドーム型 | 5cmドーム型 |
| 高域ユニット | ホーン型(2416H+2342) | ドーム型(035Ti) | 3.0cmドーム型 | 2.3cmドーム型 |
| 周波数特性/再生周波数帯域 | 40Hz~16kHz ±3dB | 45Hz~20kHz | 39Hz~20000Hz | 35Hz~40kHz |
| 出力音圧レベル | 91dB/W/m | 93dB/W/m | 90dB/W/m | 90dB/W/m |
| インピーダンス | 8Ω | 8Ω | 6Ω | 6Ω |
| 許容入力/最大入力 | 200W(連続プログラム) | 100W | 100W ミュージック許容入力:200W | 100W(EIAJ) |
| クロスオーバー周波数 | 1.2kHz | 1.1kHz、4.2kHz | 500Hz、6000Hz(12dB/oct) | 600Hz、5kHz |
| 外形寸法 | 幅406x高さ635x奥行375mm | 幅362x高さ597x奥行298mm | 幅427x高さ695x奥行335mm | 幅360x高さ625x奥行325mm |
| 重量 | 26kg | 20kg | 42kg | 27kg |
JBL 4425とJBL 4312Aの比較
JBL 4425とJBL 4312Aとの比較は以下の通りです。
- 方式:4425は2ウェイ、4312Aは3ウェイで、構成の細かさは4312Aが多いです。
- 高域ユニット:4425はホーン型、4312Aはドーム型で、高域の作り方が大きく異なります。
- 出力音圧レベル:4425は91dB/W/m、4312Aは93dB/W/mで、数値は4312Aが高いです。
- 許容入力:4425は200W(連続プログラム)、4312Aは100Wで、入力値は4425が大きいです。
JBL 4425とYAMAHA NS-1000Xの比較
JBL 4425とYAMAHA NS-1000Xとの比較は以下の通りです。
- 方式:4425はバスレフ方式、NS-1000Xは密閉方式で、低域のまとめ方が異なります。
- インピーダンス:4425は8Ω、NS-1000Xは6Ωで、アンプへの負荷条件は4425の方が軽めです。
- 周波数帯域:4425は40Hz~16kHz ±3dB、NS-1000Xは39Hz~20000Hzで、上限の数値はNS-1000Xが広いです。
- 重量:4425は26kg、NS-1000Xは42kgで、NS-1000Xの方がかなり重いです。
JBL 4425とDIATONE DS-1000の比較
JBL 4425とDIATONE DS-1000との比較は以下の通りです。
- 方式:4425は2ウェイ・バスレフ、DS-1000は3ウェイ・密閉で、ユニット数と箱の方式が異なります。
- 低域ユニット:4425は30cmコーン型、DS-1000は27cmコーン型で、低域ユニット径は4425が大きいです。
- 再生周波数帯域:4425は40Hz~16kHz ±3dB、DS-1000は35Hz~40kHzで、帯域表記はDS-1000が広いです。
- 重量:4425は26kg、DS-1000は27kgで、重量はほぼ近いです。
JBL 4425とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ


JBL 4425は、8Ω、91dB/W/m、許容入力200W(連続プログラム)のスピーカーです。ここでは、アンプ側の出力、4425側の入力値、音量管理を確認しながら、ヴィンテージプリメインアンプ3機種との組み合わせを考えます。
JBL 4425とLUXMAN L-550との組み合わせ
- 互換性:JBL 4425は8Ω、許容入力200W(連続プログラム)、出力音圧レベル91dB/W/mです。LUXMAN L-550はA級動作で50W+50W(8Ω)のため、4425の能率を活かして音量を作りやすい組み合わせです。推奨アンプ出力は―です。
- 音質の向上:4425は30cmコーン型とホーン型の2ウェイ、周波数特性40Hz~16kHz ±3dB、クロスオーバー1.2kHzです。L-550は10Hz~100kHz -1dBの周波数特性を持ち、ホーンの反応を落ち着いた質感で聴きたい時に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:A級50W+50Wと91dB/W/mの組み合わせを活かして、ジャズ、ボーカル、アコースティック、室内楽をゆったり楽しみたい人に合います。
JBL 4425とSANSUI AU-D607Xとの組み合わせ
- 互換性:JBL 4425は8Ω、許容入力200W(連続プログラム)、出力音圧レベル91dB/W/mです。SANSUI AU-D607Xは90W+90W(8Ω、10Hz~20kHz)のため、4425の入力値に対して余裕を見ながら音量を調整できます。推奨アンプ出力は―です。
- 音質の向上:4425はバスレフ方式で30cmコーン型ウーファーを持ちます。AU-D607Xは周波数特性DC~300kHz +0 -3dB、ダンピングファクター80(6Ω)で、低域の輪郭とホーンの立ち上がりをまとめやすい組み合わせです。
- おすすめの音楽ジャンル:90W+90W(8Ω)と30cmウーファーを活かして、ロック、フュージョン、ソウル、ライブ録音を力感のある音で楽しみたい人に向きます。
JBL 4425とDENON PMA-2000AEとの組み合わせ
- 互換性:JBL 4425は8Ω、許容入力200W(連続プログラム)、出力音圧レベル91dB/W/mです。DENON PMA-2000AEは80W+80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.07%)で、スピーカーAまたはBは4Ω~16Ωに対応し、8Ωの4425を自然に接続できます。推奨アンプ出力は―です。
- 音質の向上:4425はホーン型高域と30cm低域の構成で、指向性は100度x100度です。PMA-2000AEはUHC-MOSを用いたシングルプッシュプル回路で、大きめの筐体と電源部で4425を安定して鳴らしやすい組み合わせです。
- おすすめの音楽ジャンル:80W+80W(8Ω)と200W入力の余裕を活かして、ジャズロック、ビッグバンド、AOR、映画音楽をスケール感のある音で楽しみたい人に合います。
JBL 4425は、ホーン型高域と30cmウーファーを2ウェイでまとめた、個性のはっきりしたヴィンテージスピーカーです。
91dB/W/mの能率と200Wの許容入力を活かすには、アンプの出力だけでなく、部屋の広さ、スタンドの高さ、音量の上げ方まで含めて整えると楽しみやすくなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
JBL 4425の詳細スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
| 使用ユニット | 低域用:30cmコーン型(2214H) 高域用:ホーン型(2416H+2342) |
| 周波数特性 | 40Hz~16kHz ±3dB |
| 指向性 | 100度x100度(-6dB、1.25kHz~16kHz) |
| インピーダンス | 8Ω |
| 出力音圧レベル | 91dB/W/m |
| 許容入力 | 200W(連続プログラム) |
| ピーク入力 | 1kW(10ms以下) |
| クロスオーバー周波数 | 1.2kHz |
| エンクロージャー容積 | 54リットル |
| 外形寸法 | 幅406x高さ635x奥行375mm |
| 重量 | 26kg |
