この記事の概要
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JBL 4435は、38cmウーファーを2基搭載したバイ・ラジアルホーン搭載モニタースピーカーです。
本記事では、JBL 4435の特徴、他のヴィンテージスピーカーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

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JBL 4435の概要と特徴

| JBL 4435の簡易スペック | |
|---|---|
| 方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
| 発売時期 | 1981年 |
| 定価 | 550,000円(1台、1981年発売) 590,000円(1台、1983年頃) |
| 周波数特性 | 30Hz~16kHz ±3dB |
| インピーダンス | 8Ω |
| 重量 | 114kg(梱包時) |
JBL 4435は、1981年に1台550,000円で発売された2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型スピーカーです。低域に38cmコーン型2234Hを2基、高域にホーン型2421A+2344を搭載し、周波数特性は30Hz~16kHz ±3dB、出力音圧レベルは96dB/W/mです。4430よりさらに低域のスケールを広げた大型モニターとして見られます。
特徴①|38cmウーファー2234Hを2基搭載
JBL 4435は、低域用に38cmコーン型2234Hを2基搭載しています。1つのウーファーは30Hz~1kHz、もう1つは100Hz以下を受け持つ構成で、大型2ウェイに低域専用の量感を加えた設計になっています。
周波数特性は30Hz~16kHz ±3dB、エンクロージャー容積は280Lです。4435は、38cm級ユニット2基と大容積キャビネットで低域の余裕を作るスピーカーです。
特徴②|100度×100度のバイ・ラジアルホーン

JBL 4435はホーン型でもリスニング範囲を取りやすいですか?
はい。JBL 4435は高域にホーン型2421A+2344を搭載し、指向性は水平100度、垂直100度です。1.25kHz~16kHz、-6dB条件で示された数値で、大型ホーンでも広めの聴取範囲を意識した設計です。
特徴③|96dB/W/mと375Wの入力余裕



JBL 4435は大出力アンプが必須ですか?
いいえ。JBL 4435は出力音圧レベルが96dB/W/mと高めです。許容入力は375W(連続プログラム)、ピーク入力は2kW(≦10ms)ですが、実際には部屋の広さと音量に合わせ、小さめの音量から余裕を見て鳴らすのが扱いやすいです。
- インピーダンス:8Ωです。
- 出力音圧レベル:96dB/W/mです。
- 許容入力:375W(連続プログラム)です。
特徴④|幅965mm・重量114kgの大型フロア型
外形寸法は幅965x高さ908x奥行515mmで、重量は114kg(梱包時)です。横幅が大きく、左右対称のユニット配置を採用しているため、設置には床の強度、左右間隔、壁からの距離を含めた計画が必要です。部屋ごとシステム化する感覚で向き合いたい大型機です。
JBL 4435と他のヴィンテージスピーカーとの比較


ここでは、JBL 4435と大型モニター系のヴィンテージスピーカーを比べます。方式、ユニット構成、能率、入力、サイズを並べると、4435の低域スケールと扱いどころが見えやすくなります。
| 機種 | 方式 | 出力音圧レベル | 許容入力 |
|---|---|---|---|
| JBL 4435 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 | 96dB/W/m | 375W(連続プログラム) |
| JBL 4430 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型 | 93dB/W/m | 300W(連続プログラム) |
| JBL 4350 | 4ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式・フロア型 | 95.5dB(新JIS) | 250Hz以下:200W(4Ω) 250Hz以上:100W(8Ω) |
| ALTEC LANSING Model 19 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型 | 101dB/W/m | 65W(連続プログラム) |
JBL 4435とJBL 4430の比較
JBL 4435とJBL 4430との比較は以下の通りです。
- 方式:4435は2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型、4430は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型です。38cmウーファー数では4435が多いです。
- 使用ユニット:4435は38cmコーン型(2234H)x2とホーン型(2421A+2344)、4430は38cmコーン型(2235H)とホーン型(2421A+2344)です。高域ホーンは共通で、低域構成が異なります。
- 周波数特性:4435は30Hz~16kHz ±3dB、4430は35Hz~16kHz ±3dBです。低域側の表記では4435が伸びています。
- 出力音圧レベル:4435は96dB/W/m、4430は93dB/W/mです。能率の数値では4435が大きいです。
- 外形寸法:4435は幅965x高さ908x奥行515mm、4430は幅556x高さ908x奥行480mmです。横幅では4435が大きいです。
JBL 4435とJBL 4350の比較
JBL 4435とJBL 4350との比較は以下の通りです。
- 方式:4435は2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型、4350は4ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式・フロア型です。構成のシンプルさでは4435、ユニット分担の細かさでは4350が候補です。
- 使用ユニット:4435は38cmコーン型x2とホーン型、4350は38cmコーン型x2、30cmコーン型、ホーン型、リング型を搭載しています。ユニット数では4350が多いです。
- 周波数特性:4435は30Hz~16kHz ±3dB、4350は30Hz~20kHz ±3dBです。上限帯域の表記では4350が広いです。
- インピーダンス:4435は8Ω、4350は250Hz以下4Ω、250Hz以上8Ωです。アンプ接続の見方は4350のほうが複雑です。
- 重量:4435は114kg(梱包時)、4350は110kgまたは125kgです。どちらも100kg級の大型機です。
JBL 4435とALTEC LANSING Model 19の比較
JBL 4435とALTEC LANSING Model 19との比較は以下の通りです。
- 方式:4435は2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型、Model 19は2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型です。どちらも大型2ウェイ系の構成です。
- 使用ユニット:4435は38cmコーン型(2234H)x2とホーン型(2421A+2344)、Model 19は38cmコーン型(416-8B/416-8Z)とホーン型(802-8G+811B)です。38cmウーファーとホーンを軸にする点は共通です。
- 出力音圧レベル:4435は96dB/W/m、Model 19は101dB/W/mです。能率の数値ではModel 19が大きいです。
- 許容入力:4435は375W(連続プログラム)、Model 19は65W(連続プログラム)です。入力値では4435が大きいです。
- 外形寸法:4435は幅965x高さ908x奥行515mm、Model 19は幅762x高さ991x奥行533mmです。横幅では4435、高さではModel 19が大きいです。
JBL 4435とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ


JBL 4435はインピーダンス8Ω、出力音圧レベル96dB/W/m、許容入力375W(連続プログラム)の大型スピーカーです。高能率と大きな入力余裕を持つため、アンプ出力よりも音量位置と部屋の低域を丁寧に見ることが大切です。ここではDENON PMA-2000、YAMAHA CA-2000、DENON PMA-1500Rとの組み合わせを見ていきます。
JBL 4435とDENON PMA-2000との組み合わせ
- 互換性:JBL 4435はインピーダンス8Ω、許容入力375W(連続プログラム)、ピーク入力2kW(≦10ms)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル96dB/W/mです。PMA-2000は80W+80W(8Ω)、160W+160W(4Ω)で、スピーカー出力端子A/Bは4Ω~16Ωです。4435の8Ω仕様とPMA-2000の対応範囲が合い、高能率を生かして音量を整えやすい組み合わせです。
- 音質の向上:4435は2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式で、38cmコーン型x2とホーン型を搭載し、30Hz~16kHz ±3dB、クロスオーバー1kHzです。PMA-2000はUHC MOSとツイン・モノラル構成を持ち、ダブルウーファーの低域を厚く支えたい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:4435のスケールとPMA-2000の力感を生かし、ロック、フュージョン、ビッグバンド、ライブ録音に向いた組み合わせです。
JBL 4435とYAMAHA CA-2000との組み合わせ
- 互換性:JBL 4435はインピーダンス8Ω、許容入力375W(連続プログラム)、ピーク入力2kW(≦10ms)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル96dB/W/mです。CA-2000は120W+120W(8Ω、B級)、30W+30W(8Ω、A級)で、A級/B級の切換を使いながら、4435の高能率に合わせて音量を作りやすい組み合わせです。
- 音質の向上:4435は水平100度・垂直100度の指向性と1kHzクロスオーバーを持ち、CA-2000はダンピングファクター45以上(8Ω、1kHz)です。ホーンの明瞭さとYAMAHAアンプの整った輪郭を合わせたい場合に向いた構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:音像の見通しを生かし、ジャズ、クラシック大編成、AOR、アコースティック録音に向いた組み合わせです。
JBL 4435とDENON PMA-1500Rとの組み合わせ
- 互換性:JBL 4435はインピーダンス8Ω、許容入力375W(連続プログラム)、ピーク入力2kW(≦10ms)、推奨アンプ出力は―、出力音圧レベル96dB/W/mです。PMA-1500Rは70W+70W(8Ω)、140W+140W(4Ω)で、スピーカーAorBは4Ω~16Ωです。4435の8Ω仕様とPMA-1500Rの端子対応が合い、控えめな音量から調整しやすい組み合わせです。
- 音質の向上:4435は38cmコーン型2234Hを2基使い、エンクロージャー容積280L、出力音圧レベル96dB/W/mです。PMA-1500RはUHC-MOSとL.Cマウント・ツイントランスを備え、高能率な大型JBLを日常音量で鳴らしたい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:扱いやすい出力と4435の迫力を生かし、シティポップ、ソウル、ロック、映画音楽に向いた組み合わせです。
JBL 4435は、38cmウーファー2基とバイ・ラジアルホーンを組み合わせた、JBL大型モニターらしいスケールを持つスピーカーです。96dB/W/mの能率と375W(連続プログラム)の許容入力を持つため、アンプ選びでは出力値だけでなく、部屋の広さと低域の収まりが重要になります。
設置では左右の間隔、リスニング距離、壁からの距離、床の強度を確認し、レベルコントロールも含めて少しずつ追い込むのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
JBL 4435の詳細スペック一覧
| 方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
| 使用ユニット | 低域用:38cmコーン型(2234H)x2 高域用:ホーン型(2421A+2344) |
| 周波数特性 | 30Hz~16kHz ±3dB |
| 指向性 | (-6dB、1.25kHz~16kHz) 水平:100゜ 垂直:100゜ |
| インピーダンス | 8Ω |
| 出力音圧レベル | 96dB/W/m |
| 許容入力 | 375W(連続プログラム) |
| ピーク入力 | 2kW(≦10ms) |
| クロスオーバー周波数 | 1kHz |
| レベルコントロール | ミッドレンジ:-∞~+4dB/2kHz ハイ・フリケンシー:-∞~0dB/12kHz |
| エンクロージャー容積 | 280L |
| 外形寸法 | 幅965x高さ908x奥行515mm |
| 重量 | 114kg(梱包時) |
