この記事の概要
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KEF iQ5は、2005年8月に94,640円(2台1組)で発売されたトールボーイ型スピーカーシステムです。第7世代Uni Qドライバー、13cm低域ユニット、バスレフ方式のエンクロージャーを備え、スリムな筐体で点音源的なまとまりを狙ったモデルです。
本記事では、KEF iQ5の特徴、他のヴィンテージスピーカーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせをまとめます。

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KEF iQ5の概要と特徴

| KEF iQ5の簡易スペック | |
|---|---|
| 方式 | 3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 |
| 発売時期/価格 | 2005年8月/94,640円(2台1組) |
| 使用ユニット | 低域用:13cmコーン型 中高域用:13cm同軸型 |
| 周波数特性 | 43Hz〜40kHz |
| インピーダンス | 8Ω |
| 出力音圧レベル | 88dB/2.83V/m |
| 推奨アンプ出力 | 15W〜130W |
| 重量 | 10.2kg |
iQ5は、幅175mm・高さ815mmの細身のトールボーイ型です。
周波数特性は43Hz〜40kHz、最大出力音圧レベルは109dB、推奨アンプ出力は15W〜130Wで、現代的なサイズ感と広帯域再生を両立したスピーカーとして見られます。
特徴①|第7世代Uni Qドライバー

iQ5は同軸ユニットが特徴のスピーカーですか?
はい。iQ5は中高域用に13cm同軸型ユニットを搭載しています。中域用13cmコーン型と高域用1.9cmドーム型を組み合わせた構成で、音像のまとまりを狙ったUni Q構成が大きな特徴です。
特徴②|3ウェイ・2スピーカーのスリムトールボーイ
iQ5は3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式のトールボーイ型です。低域用13cmコーン型と中高域用13cm同軸型を組み合わせ、幅175mmのスリムな外形にまとめています。床置きしやすい細身のサイズも魅力です。
特徴③|43Hz〜40kHzの広い周波数特性
- 周波数特性:43Hz〜40kHzです。
- クロスオーバー:280Hz、2.8kHzです。
- 出力音圧レベル:88dB/2.83V/mです。
- 最大出力音圧レベル:109dBです。
クロスオーバー周波数が2点で示されており、低域・中域・高域の帯域分担を意識した設計です。小型ユニットながら40kHzまでの高域特性が示されています。
特徴④|15W〜130Wの推奨アンプ出力



iQ5は幅広いアンプと合わせやすいですか?
はい。iQ5の推奨アンプ出力は15W〜130Wです。インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは88dB/2.83V/mで、小出力アンプから中出力以上のプリメインまで選びやすい条件です。
iQ5はバスレフ方式のトールボーイ型です。幅は175mmと細身ですが高さは815mmあるため、左右の間隔と背面側の余裕を取りながら低域を整えると扱いやすくなります。
KEF iQ5と他のヴィンテージスピーカーとの比較


ここでは、KEF iQ5と、KEFの旧型スピーカー3機種を定格値で並べます。
| 項目 | KEF iQ5 | KEF iQ3 | KEF iQ7 | KEF Q55 |
|---|---|---|---|---|
| 発売時期/価格 | 2005年8月/94,640円(2台1組) | 2005年8月/59,150円(2台1組) | 2005年8月/141,960円(2台1組) | 1996年頃/69,000円(1台) |
| 方式 | 3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 | 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計 | 3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 | 3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 |
| 使用ユニット | 低域用:13cmコーン型 中高域用:13cm同軸型 中域用:13cmコーン型 高域用:1.9cmドーム型 | 全帯域用:16.5cm同軸型 低域用:16.5cmコーン型 高域用:1.9cmドーム型 | 低域用:16.5cmコーン型 中高域用:16.5cm同軸型 中域用:16.5cmコーン型 高域用:1.9cmドーム型 | 低域用:16cmコーン型 中高域用:16cm同軸型(16cmコーン+1.9cmドーム) |
| 周波数特性 | 43Hz〜40kHz | 45Hz〜40kHz | 40Hz〜40kHz | 40Hz〜20kHz ±3dB |
| インピーダンス | 8Ω | 8Ω | 8Ω | 6Ω |
| 出力音圧レベル | 88dB/2.83V/m | 89dB/2.83V/m | 90dB/2.83V/m | 91dB |
| 最大出力音圧レベル | 109dB | 110dB | 111dB | ― |
| クロスオーバー周波数 | 280Hz、2.8kHz | 2.8kHz | 250Hz、2.8kHz | 3.3kHz |
| 推奨アンプ出力/入力 | 15W〜130W | 15W〜120W | 15W〜150W | パワーハンドリング150W |
| 外形寸法 | 幅175x高さ815x奥行261mm | 幅220x高さ365x奥行327mm | 幅220x高さ865x奥行327mm | 幅202x高さ837x奥行245mm |
| 重量 | 10.2kg | 6.7kg | 14.5kg | 13kg |
KEF iQ5とKEF iQ3の比較
KEF iQ5とKEF iQ3との比較は以下の通りです。
- 方式:iQ5はトールボーイ型、iQ3はブックシェルフ型で、設置スタイルが大きく異なります。
- 周波数特性:iQ5は43Hz〜40kHz、iQ3は45Hz〜40kHzで、低域側の表記はiQ5が少し伸びています。
- 出力音圧レベル:iQ5は88dB、iQ3は89dBで、感度の数値はiQ3が少し高いです。
- 重量:iQ5は10.2kg、iQ3は6.7kgで、iQ5の方が床置き前提の重量です。
KEF iQ5とKEF iQ7の比較
KEF iQ5とKEF iQ7との比較は以下の通りです。
- ユニット径:iQ5は13cm系、iQ7は16.5cm系で、iQ7の方がユニット径が大きいです。
- 周波数特性:iQ5は43Hz〜40kHz、iQ7は40Hz〜40kHzで、低域側の表記はiQ7が伸びています。
- 推奨アンプ出力:iQ5は15W〜130W、iQ7は15W〜150Wで、上限値はiQ7が大きいです。
- 外形寸法:iQ5は幅175mm、iQ7は幅220mmで、iQ5の方が細身です。
KEF iQ5とKEF Q55の比較
KEF iQ5とKEF Q55との比較は以下の通りです。
- インピーダンス:iQ5は8Ω、Q55は6Ωで、アンプ負荷の条件が異なります。
- 高域特性:iQ5は40kHzまで、Q55は20kHzまでの表記で、高域側の表記はiQ5が広いです。
- 出力音圧レベル:iQ5は88dB、Q55は91dBで、感度の数値はQ55が高いです。
- 重量:iQ5は10.2kg、Q55は13kgで、Q55の方が重いです。
KEF iQ5とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ


iQ5は8Ω、出力音圧レベル88dB/2.83V/m、推奨アンプ出力15W〜130Wのスピーカーです。
ここでは、8Ω時の実効出力が推奨範囲に収まるアンプを中心に組み合わせを考えます。
KEF iQ5とTechnics SU-V7との組み合わせ
- 互換性:iQ5は8Ω、許容入力は―、推奨アンプ出力は15W〜130W、出力音圧レベルは88dB/2.83V/mです。SU-V7は80W+80W(8Ω)なので、推奨範囲の中で余裕を持って鳴らせる条件です。音量管理は過大入力を避け、低域が膨らまない位置から調整します。
- 音質の向上:iQ5は3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式で、13cm低域と13cm同軸型を搭載しています。SU-V7はストレートDC時に20Hz〜20kHz +0 -0.2dB、ダンピングファクター60で、Uni Qの定位感と低域の締まりを両立しやすい組み合わせです。
- おすすめの音楽ジャンル:ロック、フュージョン、シティポップ、電子音楽に向きます。細身のトールボーイでスピード感を出したい音源に合わせやすい構成です。
KEF iQ5とYAMAHA A-7との組み合わせ
- 互換性:iQ5は8Ω、許容入力は―、推奨アンプ出力は15W〜130W、最大出力音圧レベルは109dBです。A-7は120W+120W(8Ω)なので、推奨範囲の上限に近い出力として音量を丁寧に管理したい組み合わせです。
- 音質の向上:iQ5は43Hz〜40kHz、クロスオーバー280Hz/2.8kHzです。A-7はTuner、Aux、Tapeで20Hz〜20kHz +0 -2dB、ダンピングファクター55で、広がりのある中高域と床置きらしい低域を整理しやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:AOR、女性ボーカル、ライトクラシック、ジャズに合います。明るさと見通しを重視したいレコードやCD再生に向いています。
KEF iQ5とLUXMAN L-550との組み合わせ
- 互換性:iQ5は8Ω、許容入力は―、推奨アンプ出力は15W〜130W、出力音圧レベルは88dB/2.83V/mです。L-550は50W+50W(A級動作、8Ω)で、推奨範囲内の出力として中音量で扱いやすい条件です。
- 音質の向上:iQ5はティアードロップ系のバスレフ筐体とUni Q同軸型を備えます。L-550は10Hz〜100kHz -1dBの周波数特性とA級50W+50Wを持ち、音像のまとまりと滑らかな質感を狙いやすい組み合わせです。
- おすすめの音楽ジャンル:ボーカル、室内楽、アコースティック、バラードに合います。余韻や声の質感を落ち着いて聴きたい音源に向いた構成です。
KEF iQ5は、スリムなトールボーイ型ながら8Ω・推奨アンプ出力15W〜130Wと扱いやすい条件を持つスピーカーです。感度は88dB/2.83V/mなので、アンプ側にはある程度の出力余裕を持たせると鳴らしやすくなります。
Uni Qらしい音像のまとまりと、床置き型らしい低域の土台を活かすなら、壁との距離とボリューム位置を丁寧に調整したいところです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
KEF iQ5の詳細スペック一覧
| 方式 | 3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 |
| 使用ユニット | 低域用:13cm(5-1/4in)コーン型 中高域用:13cm同軸型 中域用:13cm(5-1/4in)コーン型 高域用:1.9cm(3/4in)ドーム型 |
| 周波数特性 | 43Hz〜40kHz |
| インピーダンス | 8Ω |
| 出力音圧レベル | 88dB/2.83V/m |
| 最大出力音圧レベル | 109dB |
| クロスオーバー周波数 | 280Hz、2.8kHz |
| 推奨アンプ出力 | 15W〜130W |
| 外形寸法 | 幅175x高さ815x奥行261mm(W6.9xH32xD10.3in) |
| 重量 | 10.2kg(22.5lbs) |
