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DENON TU-500を徹底解説!【大型2メーターFMチューナー】

この記事の概要

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DENON TU-500は、ドラム式ダイヤルと大型メーターを備えたFMステレオチューナーです。

本記事では、DENON TU-500の特徴、他のヴィンテージチューナーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

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目次

DENON TU-500の概要と特徴

DENON TU-500の簡易スペック
型式FMステレオチューナー
発売時期/価格1974年11月/89,800円
受信周波数範囲76MHz~90MHz
実用感度1.7μV(IHF)
実効選択度80dB(IHF)
周波数特性20Hz~15kHz +0.2 -1.5dB
出力電圧固定:1V
可変:0~1.5V
重量8.5kg
9kg(別カタログ記載)

▼ 詳しいスペックはこちら

DENON TU-500は、1974年11月に89,800円で発売されたFMステレオチューナーです。受信周波数範囲は76MHz~90MHz、実用感度は1.7μV(IHF)、実効選択度は80dB(IHF)で、固定出力1Vと可変出力0~1.5Vを備えています。

特徴①|ドラム式ダイヤルで周波数を読み取りやすい

TU-500は、直径12cmのドラム式ダイヤルを採用したFMステレオチューナーです。受信周波数範囲は76MHz~90MHzで、一目盛り200kHzの等間隔表示を意識したダイヤル構成が、このモデルの大きな個性です。

特徴②|2メーター式の同調表示とレベル測定

TU-500はメーター機能も特徴的なのでしょうか?

同調表示にはシグナルメーターとセンター式チューニングメーターの2メーター式を採用しています。さらにレベルメーター部は外部信号測定にも対応し、-20、-10、0、+10、+20、+30dBの測定レンジを持つ点も特徴です。

特徴③|双ゲートMOS-FETとIF多段構成

フロントエンドには双ゲートMOS-FETを用い、IF部には差動増幅三段直結のICを主体とした多段増幅構成を採っています。実用感度は1.7μV(IHF)、イメージ妨害比、IF妨害比、スプリアスレスポンスはいずれも110dB(83MHz)で、受信性能を重視した設計が読み取れます。

  • 実効選択度は80dB(IHF)です。
  • キャプチャーレシオは1.0dB(IHF)です。
  • AM抑圧比は60dB(IHF)です。

特徴④|PLL復調とローパスフィルターを採用

オーディオ部はフェーズロックループ式ステレオ復調回路を採用しています。19kHz&38kHz抑圧比は65dB、周波数特性は20Hz~15kHz +0.2 -1.5dBで、FM放送の音声信号を整えて送り出す構成です。

特徴⑤|固定出力と可変出力を備えた接続性

TU-500はアンプへの接続を調整しやすいのでしょうか?

出力電圧は固定が1V、可変が0~1.5Vで、出力インピーダンスは固定4.7kΩ、可変200Ωです。アンプ側の入力感度に合わせて、固定出力と可変出力を選べる点は使い勝手のよい部分です。

DENON TU-500と他のヴィンテージチューナーとの比較

ここでは、DENON TU-500と他のヴィンテージチューナー3機種を比べます。感度、選択度、SN比、セパレーション、出力レベル、サイズ、重量を中心に整理します。

機種型式主な感度重量
DENON TU-500FMステレオチューナー実用感度:1.7μV(IHF)8.5kg
9kg(別カタログ記載)
YAMAHA CT-7000FMステレオチューナー実用感度(IHF):Normal 2.0μV/Wide 2.5μV13.0kg
TRIO KT-7700FMステレオチューナー感度(IHF):1.5μV(300Ω)/0.8μV(75Ω)8.5kg
Pioneer TX-8800IIAM/FMステレオチューナー実用感度:mono 1.8μV/14.0dBf8.0kg

DENON TU-500とYAMAHA CT-7000の比較

DENON TU-500とYAMAHA CT-7000との比較は以下の通りです。

  • 実用感度:TU-500は1.7μV、CT-7000はIHFでNormal 2.0μV、Wide 2.5μVです。数値上の感度はTU-500が小さいです。
  • 実効選択度:TU-500は80dB、CT-7000はNormal 85dB、Wide 18dBです。Normal時の選択度はCT-7000が高いです。
  • SN比:TU-500は75dB、CT-7000はmono 78dB、stereo 75dBです。stereoのSN比は同じ75dBです。
  • 周波数特性:TU-500は20Hz~15kHz +0.2 -1.5dB、CT-7000は30Hz~15kHz +0.5 -1dBです。低域側の表記はTU-500が広いです。
  • 重量:TU-500は8.5kg、CT-7000は13.0kgです。筐体重量はCT-7000が大きいです。

DENON TU-500とTRIO KT-7700の比較

DENON TU-500とTRIO KT-7700との比較は以下の通りです。

  • 感度:TU-500は1.7μV(IHF)、KT-7700は1.5μV(300Ω)、0.8μV(75Ω)です。75Ω入力時の感度表記はKT-7700が小さいです。
  • 選択度:TU-500は80dB、KT-7700はNarrowで110dB(400kHz)、60dB(300kHz)、Wideで35dB(400kHz)です。Narrow 400kHzの数値はKT-7700が高いです。
  • SN比:TU-500は75dB、KT-7700はmono 78dB、stereo 75dBです。stereoのSN比は同じ75dBです。
  • 周波数特性:TU-500は20Hz~15kHz +0.2 -1.5dB、KT-7700は30Hz~15kHz +0.2 -1.2dBです。低域側の表記はTU-500が広いです。
  • 重量:TU-500は8.5kg、KT-7700も8.5kgです。重量は同じ数値です。

DENON TU-500とPioneer TX-8800IIの比較

DENON TU-500とPioneer TX-8800IIとの比較は以下の通りです。

  • 型式:TU-500はFMステレオチューナー、TX-8800IIはAM/FMステレオチューナーです。AM受信まで含む点はTX-8800IIの特徴です。
  • 実用感度:TU-500は1.7μV、TX-8800IIはmono 1.8μV/14.0dBfです。実用感度のμV表記は近い数値です。
  • 選択度:TU-500は80dB、TX-8800IIはwide 35dB(400kHz)、narrow 80dB(400kHz)、60dB(300kHz)です。narrow 400kHzの選択度は同じ80dBです。
  • 周波数特性:TU-500は20Hz~15kHz +0.2 -1.5dB、TX-8800IIは20Hz~15kHz +0.2 -0.5dBです。15kHzまでの偏差表記はTX-8800IIが小さいです。
  • 出力レベル:TU-500は固定1V、可変0~1.5V、TX-8800IIはFM固定650mV、可変50mV~1.3Vです。固定出力電圧はTU-500が大きいです。

DENON TU-500とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ

DENON TU-500は固定1V、可変0~1.5Vの出力を持つFMステレオチューナーです。ライン入力を備えたヴィンテージプリメインアンプと合わせることで、FM放送を据え置きオーディオの入力ソースとして楽しめます。

DENON TU-500とYAMAHA AX-590との組み合わせ

  • 互換性:TU-500は固定1V/4.7kΩ、可変0~1.5V/200Ωの出力を持ちます。AX-590はCD、etcのSN比が110dBで、定格出力は120W+120W(6Ω)です。TU-500の可変出力を使えば入力レベルを調整しやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:TU-500は20Hz~15kHz +0.2 -1.5dB、SN比75dB、セパレーション45dB(1kHz)です。AX-590は20Hz~20kHz ±0.5dBの周波数特性とダンピングファクター320(20Hz~20kHz、8Ω)を持ち、FM放送の帯域を落ち着いて受けるシステムにしやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:FMジャズ番組、ロック、ポップス、ライブ中継など、放送の空気感と低域の安定感を楽しみたい音楽に向いています。可変出力は0から始めて、アンプ側の音量と合わせて調整すると扱いやすいです。

DENON TU-500とDENON PMA-1500AEとの組み合わせ

  • 互換性:TU-500は固定1V/4.7kΩ、可変0~1.5V/200Ωです。PMA-1500AEのLine入力は150mV/12kΩ(ソースダイレクトon)で、定格出力は70W+70W(8Ω)、140W+140W(4Ω)です。PMA-1500AEのLine入力に対してTU-500は出力レベルを選べる組み合わせです。
  • 音質の向上:TU-500はPLL式ステレオ復調回路を採用し、PMA-1500AEは周波数特性5Hz~100kHz +0 -3dBを持つプリメインアンプです。FMチューナーの音声帯域を広帯域アンプ側で余裕を持って受ける構成として考えられます。
  • おすすめの音楽ジャンル:クラシック番組、ボーカル、AOR、深夜の音楽番組など、落ち着いた音量で長く聴きたい音楽に合わせやすいです。固定出力で音量が大きい場合は、可変出力側で調整すると使いやすくなります。

DENON TU-500とMarantz PM-17SAとの組み合わせ

  • 互換性:TU-500は固定1V/4.7kΩ、可変0~1.5V/200Ωで、PM-17SAのHigh Level入力は220mV/22kΩです。PM-17SAの定格出力は100W+100W(4Ω)、80W+80W(6Ω)、60W+60W(8Ω)で、TU-500の可変出力を使ってHigh Level入力に合わせやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:TU-500の周波数特性は20Hz~15kHz +0.2 -1.5dB、PM-17SAのソースダイレクト時CD周波数特性は5Hz~70kHz +0 -1dBです。FM放送の中域とボーカル帯域を素直に聴きやすい組み合わせとしてまとめられます。
  • おすすめの音楽ジャンル:女性ボーカル、ジャズ、ソウル、アコースティック番組など、声の厚みや余韻を楽しみたい放送に向いています。固定出力1Vを使う場合は、アンプ側の音量を控えめにして始めると安心です。

DENON TU-500は、ドラム式ダイヤル、大型メーター、固定/可変出力、ヘッドホンアンプ部まで備えた、見る楽しさと使う楽しさのあるFMステレオチューナーです。感度や選択度だけでなく、メーターを活かした操作感も魅力になります。

プリメインアンプと合わせるときは、固定出力と可変出力を使い分け、アンプ側のライン入力感度に合わせて音量を整えるのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

DENON TU-500の詳細スペック一覧

型式FMステレオチューナー
発売時期/価格1974年11月/89,800円
FMチューナー部
回路方式スーパーヘテロダイン方式
受信周波数範囲76MHz~90MHz
中間周波数10.7MHz
実用感度1.7μV(IHF)
実効選択度80dB(IHF)
イメージ妨害比110dB(83MHz)
IF妨害比110dB(83MHz)
スプリアスレスポンス110dB(83MHz)
AM抑圧比60dB(IHF)
キャプチャーレシオ1.0dB(IHF)
不要輻射50μV/m
オーディオ部
回路方式フェーズロックループ式ステレオ復調回路採用
19kHz&38kHz抑圧比65dB
周波数特性20Hz~15kHz +0.2 -1.5dB(19kHzフィルター付)
SN比75dB
全高調波歪率stereo:0.2%(1kHz、90%変調時)
stereo:0.3%(50Hz~5kHz、90%変調時)
mono:0.2%(1kHz、100%変調時)
mono:0.3%(50Hz~10kHz、90%変調時)
セパレーション45dB(1kHz)
40dB(100Hz~10kHz)
出力電圧固定:1V
可変:0~1.5V
出力インピーダンス固定:4.7kΩ
可変:200Ω
備考ナルバランス可能
ヘッドホンアンプ部
適合負荷インピーダンス
定格出力10mW(0.28Vrms)
周波数特性50Hz~10kHz +0 -1.5dB
レベルメーター部
外部信号測定レンジ-20、-10、0、+10、+20、+30dB(0dB:0.775Vrms)
入力インピーダンス123kΩ
指示誤差±0.2dB以内(各レンジ、1kHz、VU目盛0付近)
周波数特性20Hz~15kHz ±0.5dB
動特性JIS C-1504に準ずる
総合
アンテナ端子75Ω F形コネクタ
300Ω/74Ω、ネジ式
接続端子マルチパス検出端子
検波出力端子(4ch&SCA用出力)
レベル・メーター外部端子
同パス端子
ACアウトレットunswitched:250Wmax、1系統
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力25W
外形寸法幅430x高さ140x奥行308mm
幅430x高さ140x奥行350mm(別カタログ記載)
重量8.5kg
9kg(別カタログ記載)
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