この記事の概要
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DENON DP-37Fは、ダイナミックサーボトレーサー採用アームを搭載したフルオートプレーヤーです。
本記事では、DENON DP-37Fの特徴、他のヴィンテージレコードプレーヤーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

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DENON DP-37Fの概要と特徴

| DENON DP-37Fの簡易スペック | |
|---|---|
| 型式 | フルオートプレイヤー |
| 発売時期 | 1984年3月 |
| 定価 | 54,800円(1984年3月発売) |
| 駆動方式 | DENONクォーツ、両方向サーボ式ダイレクトドライブ |
| ワウフラッター | 0.012%Wrms以下(回転系) 0.02%Wrms以下(JIS) |
| 重量 | 約7.5kg |
DENON DP-37Fは、1984年3月に54,800円で発売されたフルオートプレーヤーです。
駆動方式はDENONクォーツ、両方向サーボ式ダイレクトドライブで、ワウフラッターは0.012%Wrms以下(回転系)、0.02%Wrms以下(JIS)、SN比は78dB以上です。クォーツDDの回転性能と電子制御アームを組み合わせた、使いやすいフルオート機として見られます。
特徴①|DENONクォーツのダイレクトドライブ
DP-37Fは、DENONクォーツ、両方向サーボ式ダイレクトドライブを採用しています。回転数は33・1/3、45rpmで、起動時間は2秒以内(33・1/3時)、負荷特性は0%(針圧80g、最外周)です。安定した回転と素早い立ち上がりを重視したプレーヤーです。
ワウフラッターは0.012%Wrms以下(回転系)、0.02%Wrms以下(JIS)、SN比は78dB以上です。回転系の数値を重視する人に見どころが多いモデルです。
特徴②|ダイナミックサーボトレーサー搭載アーム

DENON DP-37Fはアーム制御にも特徴がありますか?
はい。アーム部は専用シェル交換ストレート・ダイナミックバランス型で、電子式針圧印加、ダイナミックサーボトレーサーを採用しています。有効長は220mm、オーバーハングは16mmです。レコード再生時の低域共振や針圧管理を電子制御で整える構成が特徴です。
特徴③|DL-65 MMカートリッジを装備
- カートリッジ型式:MM型です。
- 型名:DL-65です。
- 出力電圧:2.5mVです。
- 再生周波数:20Hz~30kHzです。
DP-37Fには、MM型カートリッジDL-65が装備されています。針圧は1.8±0.3gで、針交換はDSN-65です。Phono MM入力を持つプリメインアンプに接続しやすい点も扱いやすさにつながります。
特徴④|フルオート操作とリピート機能



DENON DP-37Fは日常使いしやすい操作系ですか?
はい。付属機能としてリフタースイッチとリピートスイッチを備えています。外形寸法は幅434x高さ145x奥行410mm(ダストカバー閉時)、重量は約7.5kgです。フルオート再生とリピート機能で、気軽にレコードを聴きやすいプレーヤーです。
DENON DP-37Fと他のヴィンテージレコードプレーヤーとの比較


ここでは、DENON DP-37Fとヴィンテージレコードプレーヤー3機種を比べます。駆動方式、ワウフラッター、カートリッジ、重量を並べると、DP-37Fの立ち位置が見えやすくなります。
| 機種 | 型式 | ワウフラッター | 重量 |
|---|---|---|---|
| DENON DP-37F | フルオートプレイヤー | 0.012%Wrms以下(回転系) 0.02%Wrms以下(JIS) | 約7.5kg |
| DENON DP-47F | フルオートプレイヤー | 0.01%Wrms以下(回転系) 0.02%Wrms以下(JIS) | 約8.5kg |
| DENON DP-57L | オートリフトプレイヤー | 0.008%W.rms以下(DENON測定法) 0.02%w.rms以下(JIS測定法) | 約11.5kg |
| Technics SL-Q3 | クォーツフェイズロックドコントロール ダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステム | 0.025%W.R.M.S(JIS C5521) 0.012%W.R.M.S(回転部のみ) | 7.2kg |
DENON DP-37FとDENON DP-47Fの比較
DENON DP-37FとDENON DP-47Fとの比較は以下の通りです。
- 型式:DP-37FとDP-47Fはいずれもフルオートプレイヤーです。基本的な自動操作の方向性は近いです。
- 駆動方式:どちらもDENONクォーツ、両方向サーボ式ダイレクトドライブです。駆動方式の表記は共通です。
- ワウフラッター:DP-37Fは0.012%Wrms以下(回転系)、DP-47Fは0.01%Wrms以下(回転系)です。回転系の数値ではDP-47Fが低いです。
- カートリッジ:DP-37FはMM型DL-65、DP-47FはMC型DL-80MCです。接続するフォノ入力の考え方が変わります。
- 重量:DP-37Fは約7.5kg、DP-47Fは約8.5kgです。軽さではDP-37Fが扱いやすいです。
DENON DP-37FとDENON DP-57Lの比較
DENON DP-37FとDENON DP-57Lとの比較は以下の通りです。
- 型式:DP-37Fはフルオートプレイヤー、DP-57Lはオートリフトプレイヤーです。自動動作の範囲ではDP-37Fがフルオートです。
- 駆動方式:DP-37FはDENONクォーツ、両方向サーボ式ダイレクトドライブ、DP-57Lは両方向サーボ、ダイレクトドライブです。どちらも両方向サーボ系のDD機です。
- ワウフラッター:DP-37Fは0.02%Wrms以下(JIS)、DP-57Lは0.02%w.rms以下(JIS測定法)です。JIS条件の数値は近いです。
- 適合カートリッジ自重:DP-37Fは約4~9g、DP-57Lはストレートパイプ時4~15g、S字形パイプ時11~20gです。カートリッジ対応範囲ではDP-57Lが広いです。
- 重量:DP-37Fは約7.5kg、DP-57Lは約11.5kgです。重量ではDP-57Lが重いです。
DENON DP-37FとTechnics SL-Q3の比較
DENON DP-37FとTechnics SL-Q3との比較は以下の通りです。
- 型式:DP-37Fはフルオートプレイヤー、SL-Q3はクォーツフェイズロックドコントロールのダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステムです。どちらもフルオート系のDDプレーヤーです。
- ワウフラッター:DP-37Fは0.02%Wrms以下(JIS)、SL-Q3は0.025%W.R.M.S(JIS C5521)です。JIS表記の数値ではDP-37Fが低いです。
- SN比:DP-37Fは78dB以上、SL-Q3は78dB(IEC98A weighted)です。SN比は近い数値です。
- カートリッジ:DP-37FはMM型DL-65、SL-Q3はMM型ステレオカートリッジです。どちらもMM入力のアンプに合わせやすいです。
- 重量:DP-37Fは約7.5kg、SL-Q3は7.2kgです。重量はかなり近いです。
DENON DP-37Fとヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ


DENON DP-37FはMM型カートリッジDL-65を装備し、出力電圧は2.5mVです。Phono MM入力の感度とインピーダンスを確認しながら組むと、接続先を選びやすくなります。ここではTechnics SU-V5、YAMAHA A-5、Marantz PM-80との組み合わせを見ていきます。
DENON DP-37FとTechnics SU-V5との組み合わせ
- 互換性:DP-37FはMM型DL-65、出力電圧2.5mV、針圧1.8±0.3gで、SU-V5はPhono MM:2.5mV/47kΩを備えます。出力電圧と入力感度が合わせやすい組み合わせです。
- 音質の向上:DP-37FはDENONクォーツDDとダイナミックサーボトレーサーを備え、SU-V5はPhono周波数特性20Hz~20kHz、RIAA ±0.5dB、SN比Phono MM:86dBです。電子制御アームの安定感とニュークラスA系アンプのまとまりを狙いやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:DP-37Fの安定回転とSU-V5の素直なMM入力を生かし、シティポップ、フュージョン、AOR、電子音楽に向いた組み合わせです。
DENON DP-37FとYAMAHA A-5との組み合わせ
- 互換性:DP-37FはMM型DL-65、出力電圧2.5mVで、A-5はPhono MM:2.5mV/47kΩ(220pF)を備えます。MM出力をA-5のPhono MM入力で受けやすい組み合わせです。
- 音質の向上:DP-37Fはワウフラッター0.02%Wrms以下(JIS)、SN比78dB以上、A-5はPhono MM→Rec Outが20Hz~20kHz、±0.2dB、SN比Phono MM:86dBです。レコードの輪郭を端正に整えて聴きたい場合に合わせやすい構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:A-5のすっきりしたフォノ入力とDP-37Fのフルオート操作を生かし、ジャズ、クラシック室内楽、ボーカル、アコースティック録音に向いた組み合わせです。
DENON DP-37FとMarantz PM-80との組み合わせ
- 互換性:DP-37FはMM型DL-65、出力電圧2.5mVで、PM-80はPhono MM:2.5mV/47kΩを備えます。DP-37FのMMカートリッジをPM-80のPhono MMで受けやすい組み合わせです。
- 音質の向上:DP-37Fは再生周波数20Hz~30kHzのDL-65を装備し、PM-80はRIAA偏差20Hz~20kHz ±0.2dB、SN比Phono MM:85dBです。レコードの厚みとフルオートの気楽さを一緒に楽しみたい場合に向いた構成です。
- おすすめの音楽ジャンル:PM-80の力感とDP-37Fの安定した操作性を生かし、ロック、ソウル、ポップス、ライブ盤に向いた組み合わせです。
DENON DP-37Fは、DENONクォーツDD、ダイナミックサーボトレーサー、MM型DL-65を組み合わせた、1980年代らしい電子制御フルオートプレーヤーです。回転系の数値とアーム制御の両方を見たい人にとって、魅力を整理しやすいモデルです。
プリメインアンプと合わせる場合は、Phono MM入力の有無、入力感度、入力インピーダンス、アース接続、針圧調整を確認しながら使うのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
DENON DP-37Fの詳細スペック一覧
| 型式 | フルオートプレイヤー |
| 駆動方式 | DENONクォーツ、両方向サーボ式ダイレクトドライブ |
| 回転数 | 33・1/3、45rpm |
| ワウフラッター | 0.012%Wrms以下(回転系) 0.02%Wrms以下(JIS) |
| SN比 | 78dB以上 |
| 起動時間 | 2秒以内(33・1/3時) |
| 負荷特性 | 0%(針圧80g、最外周) |
| ターンテーブル | アルミダイカスト製30cm |
| アーム型式 | 専用シェル交換ストレート・ダイナミックバランス型 電子式針圧印加 ダイナミックサーボトレーサー |
| 有効長 | 220mm |
| オーバーハング | 16mm |
| 針圧調節範囲 | 0~3g(1目盛0.1g) |
| 適合カートリッジ自重 | 約4~9g(ビス、ナット類を含む) |
| アンチスケーティング | 無接触電子式 |
| ヘッドシェル | PCL-30BK |
| シェル自重 | 3.3g |
| カートリッジ型式 | MM型 |
| カートリッジ型名 | DL-65 |
| 出力電圧 | 2.5mV |
| 再生周波数 | 20Hz~30kHz |
| 針圧 | 1.8±0.3g |
| 針交換 | DSN-65:5,000円 |
| 付属機能 | リフタースイッチ リピートスイッチ |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 約7W |
| 外形寸法 | 幅434x高さ145x奥行410mm(ダストカバー閉時) |
| 重量 | 約7.5kg |
| 別売 | 交換用ヘッドシェル SPCL30BK(1,700円) |
| 定価 | 54,800円(1984年3月発売) |
