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Technics(テクニクス) SL-D2を徹底解説!【オートマチックレコードプレーヤー】

この記事の概要

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Technics SL-D2は、ダイレクトドライブ方式のオートマチックレコードプレーヤーです。

本記事では、SL-D2の特徴、他のレコードプレーヤーとの違い、ヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせを整理します。

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目次

Technics SL-D2の概要と特徴

Technics SL-D2の簡易スペック
型式ダイレクトドライブオートマチックプレイヤーシステム
発売時期1979年頃
定価34,800円
駆動方式ダイレクトドライブ
ワウ・フラッター0.03%W.R.M.S(JIS C5521)
0.014%W.R.M.S(回転部のみ)
重量6.9kg

▼ 詳しいスペックはこちら

Technics SL-D2は、1979年頃に34,800円で発売されたダイレクトドライブオートマチックプレイヤーシステムです。SL-D3のフルオート機能を省き、オートリターンとオートストップを搭載した構成で、駆動方式はダイレクトドライブ、制御方式はB.FG.サーボです。手動操作の感覚を残しながら終端処理を任せられるプレーヤーとして見られます。

特徴①|オートリターンとオートストップを備えた実用設計

SL-D2はフルオートではないのですか?

はい。SL-D2はフルオートではなく、オートリターンとオートストップを搭載したオートマチックプレイヤーです。再生の始まりは自分で操作しつつ、レコード終端ではアーム戻りを任せられるため、手動感と保護機能のバランスを取りたい人に合う構成です。

特徴②|B.FG.サーボと一体構造D.D.モーター

ターンテーブル部は、ブラシレスDCモーターによるダイレクトドライブ方式です。制御方式にはB.FG.サーボを採用し、ターンテーブルは31.2cmアルミダイカスト製となっています。

回転系の見どころ

SL-D2のワウ・フラッターは0.03%W.R.M.S(JIS C5521)、0.014%W.R.M.S(回転部のみ)、SN比は75dB(IEC98A weighted)です。ダイレクトドライブらしい回転安定性を狙った設計が読み取れます。

特徴③|ジンバルサスペンション方式のS字型トーンアーム

トーンアームはユニバーサルS字型で、スタティックバランス、ジンバルサスペンション方式を採用しています。回転軸感度は7mg(水平・垂直初動感度)、針圧調整範囲は0~2.5gです。

  • アーム形式:ユニバーサルS字型、スタティックバランス、ジンバルサスペンション方式です。
  • 回転軸感度:7mg(水平・垂直初動感度)です。
  • 針圧調整範囲:0~2.5gです。

特徴④|MM型270Cカートリッジを搭載

SL-D2はMM入力のアンプと合わせやすいですか?

はい。SL-D2はMM型ステレオカートリッジを搭載しており、自重は6.0gです。交換針はEPS-270SD(丸針)とEPS-270ED(楕円針)が示されているため、MMフォノ入力を備えたプリメインアンプと組みやすいプレーヤーです。

Technics SL-D2と他のヴィンテージレコードプレーヤーとの比較

ここでは、Technics SL-D2と近いTechnicsのヴィンテージレコードプレーヤーを比べます。駆動方式、制御方式、ワウ・フラッター、操作機能を並べると、SL-D2の位置づけが見えやすくなります。

機種型式ワウ・フラッター重量
Technics SL-D2ダイレクトドライブオートマチックプレイヤーシステム0.03%W.R.M.S(JIS C5521)
0.014%W.R.M.S(回転部のみ)
6.9kg
Technics SL-D3ダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステム0.03%W.R.M.S(JIS C5521)
0.014%W.R.M.S(回転部のみ)
7.0kg
Technics SL-Q2クォーツフェイズロックドコントロール
ダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステム
0.025%W.R.M.S(JIS C5521)
0.012%W.R.M.S(回転部のみ)
7.0kg
Technics SL-1300ダイレクトドライブフルオートプレイヤー0.03%(W.R.M.S.)9.4kg

Technics SL-D2とTechnics SL-D3の比較

Technics SL-D2とTechnics SL-D3との比較は以下の通りです。

  • 型式:SL-D2はダイレクトドライブオートマチックプレイヤーシステム、SL-D3はダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステムです。自動機能の範囲ではSL-D3が多機能です。
  • 駆動方式:どちらもダイレクトドライブ、ブラシレスDCモーター、B.FG.サーボです。駆動系の基本は共通です。
  • ワウ・フラッター:どちらも0.03%W.R.M.S(JIS C5521)、0.014%W.R.M.S(回転部のみ)です。回転性能の数値は同じです。
  • カートリッジ:どちらもMM型ステレオカートリッジ、自重6.0gです。付属カートリッジの基本も共通です。
  • 重量:SL-D2は6.9kg、SL-D3は7.0kgです。重量差は0.1kgです。

Technics SL-D2とTechnics SL-Q2の比較

Technics SL-D2とTechnics SL-Q2との比較は以下の通りです。

  • 制御方式:SL-D2はB.FG.サーボ、SL-Q2はクォーツフェイズロックドコントロールです。回転制御の精密さを重視するならSL-Q2が候補になります。
  • ワウ・フラッター:SL-D2は0.03%W.R.M.S(JIS C5521)、SL-Q2は0.025%W.R.M.S(JIS C5521)です。JIS表記の数値ではSL-Q2が低いです。
  • SN比:SL-D2は75dB(IEC98A weighted)、SL-Q2は78dB(IEC98A weighted)です。SN比ではSL-Q2が大きいです。
  • 起動特性:SL-D2は―、SL-Q2は0.9秒で定速回転(33・1/3rpm時)です。起動特性まで確認したい場合はSL-Q2が分かりやすいです。
  • 重量:SL-D2は6.9kg、SL-Q2は7.0kgです。重量は近い数値です。

Technics SL-D2とTechnics SL-1300の比較

Technics SL-D2とTechnics SL-1300との比較は以下の通りです。

  • 型式:SL-D2はダイレクトドライブオートマチックプレイヤーシステム、SL-1300はダイレクトドライブフルオートプレイヤーです。自動動作の作りではSL-1300が充実しています。
  • ターンテーブル:SL-D2は31.2cmアルミダイカスト製、SL-1300は33cmアルミダイカスト製、1.65kgです。ターンテーブル径と重量の記載ではSL-1300が大きいです。
  • ワウ・フラッター:SL-D2は0.03%W.R.M.S(JIS C5521)、SL-1300は0.03%(W.R.M.S.)です。ワウ・フラッターの数値は近い表記です。
  • 適用カートリッジ重量:SL-D2は6g~9.5g、SL-1300は4.0g~8.5g、補助ウェイト使用時8.5g~13gです。カートリッジ重量の幅ではSL-1300が広いです。
  • 重量:SL-D2は6.9kg、SL-1300は9.4kgです。重量ではSL-1300が重いです。

Technics SL-D2とヴィンテージプリメインアンプとの組み合わせ

SL-D2はMM型ステレオカートリッジを搭載しているため、Phono MM入力を備えたプリメインアンプと組むのが自然です。ここではTechnics SU-V5、DENON PMA-390、SANSUI AU-D607との組み合わせを見ていきます。

Technics SL-D2とTechnics SU-V5との組み合わせ

  • 互換性:SL-D2はMM型ステレオカートリッジ、自重6.0gを搭載し、SU-V5はPhono MM:2.5mV/47kΩ、Phono MC:170μV/220Ωを備えます。SL-D2のMMカートリッジはSU-V5のPhono MM入力に合わせやすい構成です。
  • 音質の向上:SU-V5はPhono周波数特性20Hz~20kHz、RIAA ±0.5dB、SN比はPhono MM:86dBです。SL-D2のダイレクトドライブと合わせると、回転の安定感とニュークラスA系アンプの滑らかさを楽しみやすい組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:Technics同士のまとまりを生かし、シティポップ、フュージョン、80年代ロック、電子音楽に向いた組み合わせです。

Technics SL-D2とDENON PMA-390との組み合わせ

  • 互換性:SL-D2はMM型ステレオカートリッジを搭載し、PMA-390はPhono MM:2.5mV/47kΩ、Phono MC:0.2mV/100Ωを備えます。SL-D2をPMA-390のPhono MMへ直接接続しやすい組み合わせです。
  • 音質の向上:PMA-390はRIAA偏差20Hz~20kHz ±0.3dB、SN比はPhono MM:94dB(5mV入力時)です。MMフォノ段のSN比を重視してすっきり聴きたい場合に合わせやすい構成です。
  • おすすめの音楽ジャンル:軽快なダイレクトドライブ再生と合わせて、ポップス、ジャズ入門、歌謡曲、ライトロックに向いた組み合わせです。

Technics SL-D2とSANSUI AU-D607との組み合わせ

  • 互換性:SL-D2はMM型ステレオカートリッジ、自重6.0gを搭載し、AU-D607はPhono-1 MM:2.5mV/47kΩ、Phono-2 MC専用:0.1mV/100Ωを備えます。SL-D2はAU-D607のPhono-1 MM入力に合わせるのが基本です。
  • 音質の向上:AU-D607はPhono MMのRIAA偏差±0.2dB、SN比はPhono MM:88dB以上、Phono MM全高調波歪率は0.005%以下です。SL-D2のMM出力を厚みのあるプリメインアンプ側フォノ段で受けたい場合に向いた組み合わせです。
  • おすすめの音楽ジャンル:AU-D607の力感を生かし、ロック、ソウル、ファンク、昭和歌謡に向いた組み合わせです。

Technics SL-D2は、ダイレクトドライブ、B.FG.サーボ、S字型トーンアーム、MM型カートリッジを備えた、1970年代後半らしい実用的なレコードプレーヤーです。フルオートではなく、オートリターンとオートストップに絞ったところも、このモデルの使い心地を決めるポイントです。

ヴィンテージプリメインアンプと合わせる場合は、アンプ側にPhono MM入力があるかを確認し、針圧やカートリッジ重量も含めて丁寧に調整するのがおすすめです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Technics SL-D2の詳細スペック一覧

型式ダイレクトドライブオートマチックプレイヤーシステム
駆動方式ダイレクトドライブ
駆動モーターブラシレスDCモーター
制御方式B.FG.サーボ
ターンテーブル31.2cmアルミダイカスト製
回転数33・1/3、45rpm
回転数微調範囲10%
ワウ・フラッター0.03%W.R.M.S(JIS C5521)
0.014%W.R.M.S(回転部のみ)
SN比75dB(IEC98A weighted)
トーンアーム形式ユニバーサルS字型
スタティックバランス
ジンバルサスペンション方式
回転軸感度7mg(水平・垂直初動感度)
針圧調整範囲0~2.5g
シェル重量7.5g
適用カートリッジ重量6g~9.5g
3g~6.5g(シェルウェイト使用時)
カートリッジ型式MM型ステレオカートリッジ
カートリッジ自重6.0g
交換針EPS-270SD(丸針、2,800円)
EPS-270ED(楕円針、5,500円)
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力4W
外形寸法幅430x高さ130x奥行375mm
重量6.9kg
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